無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

懸念される介護離職の増加

現在、家族の介護を理由とする離職(以下、介護離職)は、大きな割合を占めるわけではありません。

しかし、2020年代前半ごろから大幅に介護離職者が増加する懸念があります。

当社のライフプランセミナーを受講された方の中には、サードライフという言葉を覚えていらっしゃる方もいるでしょう。サードライフとはつまり、介護期のことです。75歳になると何らかの介護サービスを受ける可能性が年齢を取るごとに高くなっていきます。現在でも75~79歳の人口のうち、10%以上の方が公的介護サービスを受けていると言われています。また、WHO(世界保健機構)では日本人の健康寿命を男性73歳、女性78歳としています。健康寿命とは、自立した生活が出来る寿命年齢という事なので、それらの年齢に達すると、何らかの公的介護サービスを受ける可能性が高くなると考えた方がいいでしょう。

2020年前半ごろから、介護離職者が大幅に増加するという懸念があると書きました。これはつまり、団塊世代が75歳に到達し、要介護者の急増が予想されるという事ですさらに、その子ども世代である団塊ジュニアは未婚率が高く、兄弟姉妹数も少ないため、家族内での介護の分担が難しくなるであろうことも大きく寄与する要因です。

介護が必要になる一番の原因は脳卒中であることからもわかる通り、「介護」は突然やってきます。

企業が「どの労働者に」「いつ」家族の介護問題が発生するかを予測することは難しく、またすでに介護問題を抱える労働者の状況を把握することも容易ではありません。潜在する介護離職問題は、企業にとっても人材が突発的に流出するリスクを持っています。また、労働者の立場からも、離職期間が長期化すれば、新たに安定した雇用機会を得ることが難しくなることも予想されますし、今後人口減による労働力人口が減少する日本社会全体においても、間違いなくマイナスです。つまり、介護離職は、企業、労働者、社会の「三方損」となります。

家族に介護が必要になった場合、私たちは退職を考えてしまうかもしれません。しかし、介護離職をして介護に専念するというのは私たちの想像以上に大変なことのようです。

平成24年の厚生労働省委託調査「仕事と介護の両立に関する労働者アンケート調査」では、介護離職をされた方のとんどが、経済面・肉体面・精神面のどの面でも負担が増したと回答しています。

日本人はまじめな性格の方が多く、民間サービスはおろか公的サービスでさえも受けずに自分でしようと考えられる方もいらっしゃるとか。その結果介護に行き詰まり、介護うつや介護虐待、介護心中などといった社会問題に発展することにもなりかねません。もし、そういう問題に直面した場合、自治体をはじめとする公的サービスや会社のサポート制度に何があるかをしっかりと調べ、出来るだけ仕事をしながら介護をするという方法を模索しなければいけません。

また、社会や企業にも、いろいろな介護者に対応できるような柔軟な制度や福利厚生を構築していただきたいと思います。

  • 福利厚生
  • リスクマネジメント・情報管理
  • その他

年間相談件数200組、講演50回以上の実務家FP。
保険代理店業や証券仲介業の兼業をしない純粋な独立系FPとして、中立的な情報提供をします。

保険や住宅ローン、確定拠出年金から定年退職後の生活資産形成まで、論理的かつ分かりやすく伝える講演は定評がある。妻と4人の子どもとのワークライフバランスの実現を目指している。

塩見 太郎(シオミ タロウ) 株式会社FPコンサルティング 広報企画部長

塩見 太郎
対応エリア 全国
所在地 大阪市中央区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

人の成長を支援する人の心構え

瀬川 智美子(Six Stars Consulting株式会社 研修コーディネーター(実践するマネジメント読書会(R)認定ファシリテーター))

春。新しい年度がスタートし、間もなくゴールデンウィーク。新入社員の方々はどのようなお気持ちで出社し、働き、そして家路につ...

2024/04/23 ID:CA-0005304 定着・育成に向けた風土づくり