■キャリアの変化

今までの新卒一括採用、終身雇用、定年勤務、職能等級制度、昇進・昇格の慣習からの環境が変化し、働き方の多様化が始まっています。
社員のキャリア形成においても、組織主導から、自分のキャリアは自分でデザインする時代が到来しています。
若手キャリア研修では、「やりたいことは特にない。なくてもいいのではないか？」
ベテランキャリア研修では、「今まで会社の要望に応じてキャリアアップしてきたとき、今更、キャリア自律と言われても戸惑う」
などという声をしばしば耳にします。
コロナパンデミックは、変化への対応力を身につける必要性を強く意識するきっかけにもなりました。
同時に、働き方に対する価値観が多様化し、組織と個人との関係性にも変化が生じています。
全ての変化を他人事にはせず、自身のこととして捉え、自ら目標を設定し、課題に向き合い、チャレンジしていく
そんなキャリア自律型人材の育成は、今後の企業の存続になくてはならないものになっています。

■キャリアの三要素（CAN・Will・MUSTフレーム）からみる自律キャリア支援のポイント

組織が求めていること（Must）＝個人が出来ること（Can） ＝個人が今後やりたいこと（Will）が一致しているケースは稀であり、
多くの場合は、不一致、変形型、無し（やりたいことが特にない）という傾向が見られます。
変化の激しい今日において、キャリアに答えはなく、当時に理想的なキャリア形成もありません。
自分のキャリアを当事者自身がどう捉えるのか？その一点につきます。
キャリア自律支援を行って行く中で、それぞれのパターンに合わせた組織・上司の接し方・考え方のポイントが見えてきました。

■キャリア自律型人材の育て方・環境作り

どのような考え方・環境作り・育て方で、社員のキャリア自律を組織がサポートしていけばいいのか？
本セミナーでは、中小企業で既にキャリア自律人材育成に取り組まれている企業様の事例も交えつつ
ポイントを絞ってお伝えしていきます。