本講座は、１日でよくわかる『社会保険の基礎知識』の次のステップとして企画した講座で、
社会保険事務担当・確認（チェック）担当になって６カ月程度以上の方を対象としています。社会保険手続きの様々な具体例を見ながら、さらなるレベルアップとして手続き関連知識及び書類作成上の注意点などを、ポイントを明確にしてわかりやすく解説します。ご参加者が自信を持って業務を行えるレベルを目指します。
　なお、基本的な用語（標準報酬月額、基本手当など）の解説は、多少割愛させていただくこともありますが、社会保険の基礎的な部分の解説は織込みながら進めていきます。１日でよくわかる「社会保険の基礎知識」を受講されていない方のご参加も大歓迎です。たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。

＜主な内容＞

１．社会保険のしくみ
①社会保険の適用基準（被保険者になる人、ならない人）
②保険料の給与からの徴収事務と保険料の免除事務

２．労災保険の知識と実務【ケーススタディ】
①労災保険の判断基準（業務災害及び通勤災害の認定に関する判断基準）
②労災保険の主な給付（給付内容及び給付に関する注意点、第三者が存在する時の手続きに関する注意点）
③過労死・精神障害の認定要件（過労死及び精神障害の認定要件）

３．雇用保険の知識と実務【ケーススタディ】
①失業給付のしくみ（特定受給資格者、特定理由離職者の具体例）
②離職票の書き方に関する注意点
③雇用継続給付の注意点（高年齢雇用継続給付、育児休業給付、介護休業給付）

４．年金の知識
①年金給付のイメージ

⑤．健康保険の知識と実務（ケーススタディ）
①健康保険の適用手続き（扶養家族の手続き時の注意点、社員が６０歳（定年）になった時の手続き）
②健康保険の定例事務など（算定基礎届、月額変更届、育児休業等終了時報酬月額変更届及び養育特例期間標準報酬額特例申出書の注意点）
③健康保険の主な給付（高額療養費、傷病手当金、出産育児一時金及び出産手当金の手続き時の注意点）
④会社を退職する時に必要な手続き（退職後の健康保険の選択肢、任意継続被保険者と国民健康保険、国民年金の手続き）