臨時社員の給与天引きの生命保険契約を許容する例とそのリスク
団体扱いの生命保険および障害、自動車保険等の給与天引きは、正社員に認めていますが、本人と
保険会社から、臨時社員への適用検討を依頼されています。
質問
1.許容の例
2.許容した場合のリスク(時間給で勤務しますから、天引き額に達しないリスクは、あると思いますが)
3.また、退職後の生損保との対応について(単に連絡をし、天引き不能を伝えるだけなのかなど)
よろしくお願いいたします
投稿日:2019/05/13 10:06 ID:QA-0084283
- てけちゃんさん
- 千葉県/食品(企業規模 101~300人)
この相談に関連するQ&A
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、給与からのいわゆる天引きに関しましては、労働基準法上の全額払いに反することから、雇用形態に関わらず労使協定を締結しそうした内容を定めることが必要とされています。
従いまして、許容される為には労使協定におきまして正社員のみならず臨時社員についても保険料控除の定めを置かれることが必要です。勿論、生保加入が新規となる場合ですとその社員の加入同意を得る事が大前提になります。それ以外に特段のリスクはないものといえるでしょう。
ちなみにこうした給与天引きの可否については御社自身で判断し実施される事ですし、退職社員に関して天引きが無くなるのは当然ですので、契約上で特に定めがない限りそうした事まで都度保険会社へ連絡する義務まではございません。
投稿日:2019/05/13 20:21 ID:QA-0084312
相談者より
ご回答ありがとうございました。
給与控除の協定書までは、気が回りませんでした。
助かりました
投稿日:2019/05/15 16:38 ID:QA-0084353大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
対応
1.本人同意が必須です。本人からの申請があれば可能です。
2.保険金額と本人給与がわかりませんが、赤字になる恐れがあるのであれば、回収コストなど一気に増大して制度として機能できないことになります。
3.生保側に事前に制度を説明し、正社員同様に退職時の対応を取り決めることになります。
投稿日:2019/05/15 10:31 ID:QA-0084340
相談者より
遅くなりましたが、参考になりました。
ありがとうございました。
投稿日:2019/06/04 12:11 ID:QA-0084811大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
-
給与天引き 今回、労働局から指導があり給与天... [2021/06/15]
-
退職時の社会保険料 退職時の社会保険料について確認さ... [2014/09/22]
-
退職日前の退職金一部(または全部)支払について 3月末付で退職予定の従業員に対し... [2009/02/13]
-
正社員への退職金制度適用について 現在、弊社では正社員に対しての退... [2014/09/11]
-
退職日 当社は退職の申し出があった者に対... [2010/05/15]
-
日をまたいでの退職日について 例えば深夜の契約で23時から朝の... [2005/11/22]
-
給与天引き漏れに対する遡り天引きについて 福利厚生の一環として社員の住居に... [2005/11/11]
-
退職率 よく退職率 何%と表示があります... [2006/11/24]
-
正社員の解雇について 営業系正社員を解雇できる要件を教... [2005/06/22]
-
希望退職募集の場合の退職金 経営がかなり逼迫している状況で、... [2010/11/30]
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。
関連する書式・テンプレート
雇用契約書(正社員用)
雇用契約書(正社員用)の記入例つきテンプレートです。
退職理由説明書
退職合意済みの社員に、どのような理由で退職に至ったかを記入してもらう書類です。ヒアリングは慎重に行いましょう。
退職証明書
従業員が退職したことを証明する「退職証明書」のサンプルです。ダウンロードして自由に編集することができます。
退職承諾書
退職届を受理し、承諾の旨と今後の指示を記載した書類です。