1/20 TUE 9:30 - 12:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|事業戦略と人材戦略の不連動による変革停滞の解消
経営環境が激変する中、事業ポートフォリオと人材ポートフォリオを分断したままでは、どれだけ戦略を描いても実行力が伴いません。本講演では、国内外で急増する事業再編・事業変革の実例をもとに、経営戦略と人材戦略を動的に連動させる「動的ポートフォリオ」アプローチを解説します。静的なスキル管理を超え、キャリアデータやパフォーマンスデータを統合した“アクティブに変化する人材マップ”の構築方法、戦略的配置・再配置を実現するフレームワーク、そして事業の成長領域へ人材をシフトさせる組織マネジメントの要点を提示します。
「戦略はあるが組織が動かない」という経営課題に対し、人事がどのようにデータを活用し、組織マネジメントの仕組み(インフラ)を設計すべきか。変革を実行に移すための具体的な手法と実務の要点を明らかにします。
山本 怜美氏
プライム市場企業で人事制度・組織改革を推進したのち、当社にて経営・事業・人事を架橋するコンサルティングを多数リード。事業再編・人事PMI、人的資本データ基盤構築、動的人材ポートフォリオ設計など、戦略人事領域の上流設計と実装支援を強みとする。経営視点での課題特定から制度・業務・システムまで統合的にデザインし、変革を実行できる組織づくりを支援している。
1/20 TUE 9:30 - 12:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|従業員エンゲージメントを左右する“真因”を見極め、成果につながる戦略を立てたい
生成AIの発展により、現場のスピードと生産性はこれまでにないレベルへと向上しました。環境が急速に変化するいま、次世代を導くリーダーには、これまで以上に“戦略や意思決定の力”が求められています。中でも、人的資本経営の要となる従業員エンゲージメントは、組織の強さを左右する重要指標でありながら、科学的な意思決定が十分に行われていない領域です。
本セッションでは、エンゲージメントを高める要因や施策の効果を“因果”で見極める意思決定プロセスを、実際に成果につながった因果分析の事例とともに紹介します。データ分析結果を手がかりにエンゲージメント向上の鍵を考えるワークも実施しながら、AI時代のリーダーに求められる「根拠ある意思決定」を体感いただけます。
加藤 拓巳氏
三菱電機,Honda チーフ・アナリスト,埼玉大学 経済経営系大学院 専任講師を経て2022年より現職。東京大学 客員研究員,hootfolio 社外取締役,日本マーケティング協会アカデミック・アドバイザー, SN Business & Economics (Springer), Humanities & Social Sciences (Nature)編集委員。
笠原 健太氏
NECグループにてフルスタックエンジニアとしてアプリケーション開発に従事。シリコンバレーで因果AIと出会い、その可能性に魅了され、自らプロダクト開発をリードして事業を立ち上げる。プロダクトオーナーとして構想から開発・運用までを担った後、NECからのカーブアウトを経て株式会社hootfolioを設立。実験による仮説検証を信条に、因果AIによる「科学的な意思決定」の社会実装を目指している。
1/20 TUE 9:30 - 12:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|次世代経営幹部育成のトレンドと実施にあたり押さえるべきポイントを理解する
経営候補者を計画的かつ連続的に育成・輩出していく仕組みの整備は、企業の持続的成長と中長期的な企業価値向上のために欠かせない要素としてコーポレートガバナンス・コードで位置づけられています。サクセッション・プランは単なる人材開発施策ではなく、ガバナンス体制の中核的な要件となっているのです。
本講演では35年以上にわたり選抜・異業種交流型の次世代幹部育成研修を開催し、6500人以上の修了者を輩出してきた一般社団法人日本能率協会(JMA)ならではの視点から、各社が直面する課題や求められる経営幹部育成のアプローチをわかりやすくお伝えします。
また、参加特典として、本講演の参加者には「経営人材調査レポート」と2025年7月に発刊した『JMA経営とヒトNEXT』を特別配布いたします。
田中 大督氏
30年に渡り外資系IT企業にて営業マネージャー、子会社執行役員、営業企画、グローバル・シェアドセンター他多様な分野を経験後、一般社団法人日本能率協会(JMA)に入職。現在は主に人事、経営企画、社長・秘書室、CSR推進といった部門への役員研修・次世代幹部育成・階層別教育などの分野で数多くの課題解決型提案を実施する。
現在も年間300社を超えるお客様との接点を持っている。
1/20 TUE 9:30 - 12:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|これからの日本に必要な次世代リーダーの在り方の指針を知りたい
不確実性が高い時代には、変化に適応し、最適解を模索するリーダーシップが必要でした。しかし、これからは不確実性が”当たり前”になる時代。次世代リーダーの役割は、パラダイムシフトが求められます。それは、組織の一人ひとりが変化に対して柔軟かつポジティブに反応し続けられる環境をどう創るか。そういった環境でこそ、既存の概念に囚われないチャレンジが生まれ、一人ひとりは多様でありながらも“我々らしさ”を感じられる。そして、未来に向かって一歩を踏み出すチームが創られるのです。Keyとなるのは「脆弱性」「対話」「勇気」という3つのワード。この3つをデザインしながら、人を動かすリーダーではなく、組織文化を耕すリーダーをいかにして育んでいくのか、皆さんと一緒に向き合っていく時間をお届けします。
佐藤 邦彦氏
2008年リクルート入社、HR領域で営業、企画、マネジメント、事業開発、働き方変革などを歴任。当時最年少営業社長賞受賞。
2017年に退職し、子連れ4人家族で世界を放浪。2020年よりココナラCHROとしてグロース市場上場・事業多角化・人的資本開示をリード。HR総研主催の人的資本リーダーズ2022にグロース市場企業で唯一選出。2024年HumanDrivenを創業、ビットキーCHROも務める。
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(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|多様な視点で全体を見渡せるリーダーを育成する
多様な価値観をもつメンバーとの協働が進む中、AIなどのテクノロジーをいくら導入しても、リーダーの視野が狭ければ、かえって組織の動き方を限定してしまいかねません。
変化の激しい現代では、リーダーは一方向からではなく、多様な視点から全体を見渡す力が求められているのです。
本講演では、自分の思考・感情・反応パターンを俯瞰する「メタ認知」を軸に、人とAIの力を組み合わせながら、より柔軟で創造的なリーダーシップを発揮するためのポイントを紹介します。自分自身の特性やスタイルを理解し、メンバーの違いを受け止めながら価値を共創するための視点にも触れて考えていきます。
頼木 康弘氏
大手教育会社での事業運営を経て、上場企業の子会社で人材開発コンサルティングやシンクタンク業務に従事。金融・IT・官公庁など様々な業界の企業に対し研修設計や登壇、チームづくりを手がけてきた。
現在はアイ・ラーニングでITと人材教育の研究を進め、研修を通じてスキルやマインドの向上と行動変容を促し、組織の成長や発展を支えている。
1/20 TUE 9:30 - 12:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|1on1やコーチングが機能しない・現場のマネジャーが手一杯になっている
「指示待ちのメンバーが変わらない」「1on1で考えさせようとしても沈黙が続く」―― 。人材育成に悩む多くのマネジャーは、「教えすぎ(ティーチング)」か「教えなさすぎ(丸投げ/雑なコーチング)」のジレンマに陥っています。そこから抜け出す鍵は、メンバーに具体的なやり方(答え)を与えるのではなく、自ら考えるための「お題」を渡すことです。本講演では、楽天大学学長・仲山進也氏が、自律的に動く人材を育てるための「お題」を設計する方法を解説。「業務を割り振る」だけのマネジメントから脱却し、「メンバーが夢中で試行錯誤できる」育成のアプローチを学びます。
仲山 進也氏
創業期の楽天株式会社に入社し、出店者の学び合いの場「楽天大学」を設立。2007年に楽天で唯一のフェロー風正社員(兼業自由・勤怠自由の正社員)となり、2008年には仲山考材株式会社を設立。自律自走型の組織文化・チームづくりを探求している。「子どもが憧れる、夢中で仕事する大人」を増やすことがミッション。「仕事を遊ぼう」がモットー。著書に『アオアシに学ぶ「答えを教えない」教え方』『組織で自分らしく成果を上げる25のトレーニング 』ほか多数。
1/20 TUE 12:30 - 15:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|サクセッションプランの運用について、他社事例を学びながら自社の改善点を明確にする
経営人材の登用は企業にとって最も重要、かつリスクの高い意思決定です。人的資本経営やコーポレートガバナンスコード実践の観点から、「サクセッションプラン」が経営と人事部門にとって最重要課題として挙げられることが増えており、その策定と実行における課題の深刻さと切迫感は日増しに高まっています。しかし、多くの企業ではサクセッションプランに関する施策は存在するものの、「陥りがちな罠」から抜け出せず、計画が迷走したり、スムーズに運用できなかったりするケースも少なくありません。本講演では、サクセッションプランの策定・運用を数多く支援してきた見地から、事例を交えながら「隠れた難所と落とし穴」について解説。「自社課題の解像度」を高め、経営人材育成と輩出を成功に導くポイントをご紹介します。
吉田 卓氏
大学卒業後、大手金融機関に入社。企画部門を経て、人事部門で育成・評価・異動業務に従事。2005年リードクリエイトに入社。「リーダーの選抜と育成」を軸に各社の人材開発支援を担当し、これまでソリューションに携わった企業は900社以上。学術的見地や理論に留まらない「実践知」をベースにしたコンサルティング、各種セミナーも多数手掛けている。2021年より現職。
1/20 TUE 12:30 - 15:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|表面的な開示から脱却し、企業価値を高める人的資本KPIの策定
次世代の経営を担う人材が避けては通れない人的資本経営の開示。単なる数値や取り組みの公表にとどまらず、ステークホルダーに自社の「変化」を示すことが求められています。その過程で浮かび上がる多様な課題は、組織を成長させるための「伸びしろ」と捉えられるのではないでしょうか。本講演では、単なる情報の「開示」で終わらせないための実践戦略をご紹介します。国内外5,500社超のリサーチに基づき、中期経営計画達成を阻む組織の「本当の伸びしろ」を特定。そして、経営戦略と連動した独自の先行指標(KPI)を設計し、企業価値向上を実現するまでのロードマップを具体的にお持ち帰りいただきます。
田中 弦氏
ソフトバンク、コーポレイトディクション、ネットエイジグループを経てFringe81(株)を創業。2017年東証マザーズ上場、2021年Unipos(株)社名変更、2025年リンクアンドモチベーショングループに。人的資本経営コンサルタントとして「人的資本経営フレームワーク(田中弦モデル)」の公開や約5000の人的資本開示から導き出した見解を発信。著書に「日本企業最後の伸びしろ 人的資本経営大全」等。
1/20 TUE 12:30 - 15:00
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解決できる課題|過去の成功体験に固執せず、正解のない局面で意思決定できる次世代リーダー育成
優秀なプレーヤーが、リーダーになった途端に機能しなくなった――この背景には、過去の成功体験に依存し「正解探し」をしてしまう思考の癖があります。次世代リーダーに求められるのは、前例のない中で解を導き出す「意思決定力」です。本講演には、Salesforceなどで人材開発をリードし、数々の組織変革を行った溝口が登壇。次世代リーダーに必要な「思考の癖のアップデート方法」を解説します。「なぜ、これまでの『優秀さ』が通用しないのか?(自己理解と認知の変容)」「『正解』を手放し、最適解を導くための行動変容アルゴリズム」「変化し続けるリーダーを育てるための具体的なステップ」など、さまざまな企業のケーススタディを交えながら、次世代リーダー育成のヒントを伝えます。
溝口 孝史氏
富士通にてグループ全体の営業改革を実行。企業派遣で組織マネジメント専攻のMBA取得。HR系コンサルティングファームに移ったのち、次世代人材育成、ビジョン浸透をテーマとするサービスをリード。その後Salesforceの人材開発として200名を超える営業育成とオンボーディング設計などを担当。現在は経営・人事領域を中心に業績を上げるためのハンズオンでのコンサルティング&コーチングを行う。
1/20 TUE 12:30 - 15:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|次世代リーダーに不足している人間力と突破力の育成
情報過多で変化が激しい現代では、事業や組織をけん引するリーダーには単なる知識やスキルを超えた人間力と突破力が求められています。特に、不確実な時代を切り拓く突破力は、理論や形式知だけでは獲得できません。なぜなら、普段のルーティン化された業務や同質性の高い環境では、過去の延長線上にない困難や、価値観が根本から揺さぶられる経験に乏しいためです。その結果、真の突破力を生む「圧倒的な原体験」を得ることが難しくなります。本講演では、パナソニックグループのグローバルリーダー育成研修を企画する部門責任者の秋山氏と共に、同質性の高い環境では得られない経験を経て、多様な人たちを巻き込み、新たな価値を創造するリーダーへの変容を促す「人間的な変容プロセス」を、具体的な事例を交えて解説します。
秋山 志穂氏
2000年に上智大学外国語学部を卒業後、新卒で大手通信事業会社に入社。10年間にわたりグローバル営業・マーケティングに従事した後、人事本部人材開発部へ異動し、社内共通スキル研修や階層別研修の企画を担当。2022年にパナソニックオペレーショナルエクセレンス株式会社へ転職し、パナソニックグループ横断型のグローバルリーダー育成研修(階層別研修・幹部開発研修)の企画部門の組織責任者を務める。
濱川 知宏氏
ハーバード大学卒業後ケネディ行政大学院で修士号取得。英国大手財団CIFFでインド・アフリカの子供支援プロジェクトを推進。NGOコペルニクで革新的テクノロジーを最貧国へ届ける国際開発に従事。元東京大学特任助教、世界銀行コンサルタント。2014年ダライ・ラマ14世より「Unsung Heroes of Compassion」受賞。ICCサミットKYOTO 2025「ソーシャルグッド・カタパルト」優勝。
1/20 TUE 12:30 - 15:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|現場マネジャーの視座を高めたい・事業部と人事部の間にギャップがある
「現場が人事の戦略を理解してくれない」「結局、欠員補充の御用聞きになっている」──。 多くの人事が抱えるこれらのジレンマを解消するのに必要なことは、事業戦略と人事戦略を接続する「要員計画」と、それを現場で回す「ピープルマネジャー」の再定義です。本講演では、単なる育成や数合わせの配置を脱し、ポスト(役割)起点で組織を成長させるための具体的手法を解説。欧米の先進事例(グローバルスタンダード)のエッセンスを取り入れながら、人事と現場の間にある溝を埋め、戦略人事を実現する具体的なアプローチをお伝えします。
加藤 彬氏
外資系テクノロジー企業において、戦略的な組織マネジメントと事業成長を推進する現役のPeople Manager。一貫してプリセールス部門を牽引し、マネージャーとして合計6年の経験を持つ。経験に基づき、組織を成長させるための「実践論」を追求。HRBPとの綿密な連携のもと、Change Managementや組織継続性のための後継者育成に尽力してきた。
1/20 TUE 12:30 - 15:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|組織の創造性を高めるための具体的な方法がわからない
企業の競争力を高めるためには、柔軟かつ斬新なアイデアを生み出す「創造性(クリエイティビティ)」が欠かせません。一方で、創造性を「個人の才能」の問題と位置づけ、従業員の創造性の養成に取り組んでいない企業は多いのではないでしょうか。本講演では、東京大学大学院 次世代知能科学研究センター 准教授の大黒達也氏が「アイデアが生まれるメカニズム」や、「創造性を育む環境」について科学的知見に基づき解説。次世代リーダーや人事パーソンに向けて、イノベーションを創出するための確かなヒントを示します。
大黒 達也氏
1986年、青森県八戸市生まれ。博士(医学)。2016年、東京大学大学院 医学系研究科 医学博士課程修了。オックスフォード大学、マックスプランク研究所、ケンブリッジ大学などを経て現職。音楽や言語がどのように学習されるのかについて、神経科学と計算論的手法を用いて領域横断的に研究。神経生理データから脳の「創造性」をモデル化し、創造性の起源とその発達的過程を探る。著書に『芸術的創造は脳のどこから生まれるか?』(光文社新書)、『音楽する脳 天才たちの創造性と超絶技巧の科学』(朝日新書)など。
1/20 TUE 15:30 - 18:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|次世代リーダー/経営人材候補の発掘・育成
生成AIの台頭をはじめ、ビジネスのゲームルールが根底から覆されつつある現在、多くの企業が共通の「問い」に直面しています。「既存事業のハイパフォーマーを、そのまま次世代リーダーに引き上げるだけで、未来は勝ち抜けるのか?」答えが「No」であることは、多くの人事・育成責任者様が直感されているはずです。しかし、正解のない時代を切り拓くポテンシャルを持った人材を、どのように発掘し、いかなる環境で鍛えればよいのか。その具体策については、依然として模索が続いています。本講演では、最新の経営人材育成理論と、ソニーの新規事業開発における実践知を融合させた視点から、次世代リーダー育成の「最適解」を紐解きます。これまでの延長線上にはない、新時代のリーダー育成の方程式をお伝えします。
渡部 数満氏
法人向け教育会社、大手研修会社、SaaSスタートアップを経てソニーグループ株式会社に入社。これまで主に人材開発領域の事業開発に従事し、いずれの企業でも新規事業の垂直立ち上げ・収益化を実現。ソニーグループでも人材開発領域の新規事業開発に従事。事業創出体験を通じたリーダーシップ開発プログラムを立ち上げ、次世代経営人材の発掘・育成を支援している。
1/20 TUE 15:30 - 18:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|属人的な育成からの脱却と、自律的に人が育つ組織文化を醸成したい
「人を育てる」ことが、リーダー個人の努力や属人的な指導だけで完結する時代は終わりました。本講演では、次世代リーダーが挑むべき「人が育つ文化」の醸成に焦点を当てます。鍵となるのは、教育効果を最大化するインストラクショナルデザイン(ID)の視点と、成長を加速させる効果的な学習評価(≠人事評価)の実践です。
教え方はもちろん、「学び方」を身に付けることの重要性を解説し、組織全体が自律的に学び合うサイクルをいかに設計するかを具体的にお伝えします。「学び」を組織の力に変えるための実践的アプローチを習得しましょう。
樋口 知比呂氏
人事専門家×博士×キャリコン。組織と人に関する実務経験を積み、経営理論を実践した人事のプロフェッショナル。大手銀行で人事部長を歴任後、現在はFWD生命執行役員兼CHRO。早稲田大学政治経済学部卒、カリフォルニア州立大学MBA、UCLA HR Certificate取得、博士(人間科学)。グロービス経営大学院准教授。著書『仕事ができる人が習慣にしていること』(日本能率協会マネジメントセンター)。
荒木 恵氏
ヘルスケア関連企業などを経て人材開発コンサルティング企業に従事。営業、MR、フィールドトレーナー、事業開発などを経験。熊本大学大学院教授システム学でインストラクショナルデザインを学び、教育評価を研究。修士(教授システム学)、RCiS連携研究員、認定アクションラーニングコーチ、日本評価学会認定評価士。著書『インストラクショナルデザイン 成果から逆算する“評価中心”の研修設計』(プレジデント社)。
1/20 TUE 15:30 - 18:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|経営視座を備えた次世代リーダーの育成戦略を知ることができる
企業が持続的に成長し続けるためには、現場マネジメントだけでなく、事業そのものを動かせる次世代リーダーの育成が欠かせません。AI共存社会が到来し、業務の効率化や定型判断の自動化が進む一方で、未来を構想し、組織を巻き込み、価値創造へと導く“経営視座”を備えたリーダーがこれまで以上に求められています。 本講演では、次世代リーダーをどのように見極め、どのように育成していくのかについて、最新の管理職調査の知見や実践事例を交えながら明らかにしていきます。抜擢や昇格によって役割が変わるだけでは対応しきれない、質的に異なる判断力や視座・視点の転換、そして実践力をどのように引き上げていくのか。未来を構想し、経営や事業を動かすリーダーへの成長ステップを、皆さまとともに探求していきます。
斎木 輝之氏
営業部門やマーケティング部門を経験しながら、企業の「組織開発」や「人材開発」の支援をおこなう。新人・若手や管理職の育成、エンゲージメント向上などに関するテーマでは意識調査、新サービス開発、セミナーなど幅広く担当。セミナーの参加企業は延べ2,500社を超え、新聞、雑誌など多数のメディアでも紹介されている。
1/20 TUE 15:30 - 18:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|「社会課題を事業機会に変える」視点を持つリーダーの不足
AIが「正解」を計算する時代、リーダーには、その正解を選ぶのではなく、何を問い、価値を見出すかという課題設定から始まる意思決定力が求められます。企業が直面する「社会貢献」と「利益追求」という、一見相反する2つの要素をつなげることは、論理思考だけでは難しく、従来の知識習得型研修では身に付きません。既存の営利原則や論理が通用しない現場での体験を通じ、多様な視点や意見に触れ、論理と結びつけるプロセスが必要です。本講演では、既存のフレームワークでは解決できない複雑な課題に対し、“生きた情報”から深い洞察を得て、仮説を立て、検証するというサイクルを回し、社会価値と事業価値を両立させる意思決定を可能にする方法論を解説。パーパス経営やSXを担うリーダーの養成プロセスと事例を提示します。
江藤 元彦氏
2014年にコクヨ株式会社へ入社。オフィス家具開発部門に配属後、2019年より長期ビジョン策定、オープンイノベーション、新規事業に従事。スタートアップ役員を経て現職。
さとゆめでは、地域課題をテーマに事業創造を推進。大企業からスタートアップまで活動してきた自身の経験を活かし、「社会性と事業性を両立」するための実践知を企業人に伝えている。著書に『あしたのしごと』。
1/20 TUE 15:30 - 18:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|思考の解像度を上げる役割と技術を学び、価値創造人材を育成したい
2025年7月 東証からJPX日経インデックス人的資本100が発表され、「人を活かし企業価値を向上させる」重要性が増しています。経営層から人事へ「ゼロイチ人材を実践で鍛えよ」というミッションが下り、従来とは異なる実践型の人材育成が必須です。 しかし、実践の場ではチームの“思考の解像度”が低いまま議論が進み、顧客を感動させる価値創造ができているとは言い難い状況です。そこで、次世代リーダーには、価値創造の「理想」と「現実」の解像度を上げて、チームの思考を掛け合わせる「推進力」が求められます。 本講演では、200社以上の新商品・新事業開発の推進経験から得られた「推進役」の頭の使い方と、思考の解像度を上げる話し方の5ステップについてご紹介します。
高橋 輝行氏
1973年東京生まれ。東京大学大学院理学系研究科を修了後、博報堂にて教育エンタメ系企業の広告・プロモーションを実施。その後、経営共創基盤( IGPI )でぴあの経営再建を主導。2010年KANDO株式会社を創業、200社以上の新商品/新事業開発プロジェクトの推進経験を元に、10年の歳月をかけ実践型価値創造人材育成メソッド「Roles®︎」を開発。様々な企業でビジネス現場でゼロイチ人材を鍛える。
1/20 TUE 15:30 - 18:00
(講演 + 振り返り + 交流会)
解決できる課題|人的資本投資による労働生産性向上の実現
長らく停滞が続く、日本企業の労働生産性。労働人口の減少が進む中、企業が持続的に成長する鍵は、人材を「管理すべきコスト」ではなく「企業にとっての最大の資産」と捉え直し、積極的な投資を行うことにあります。本講演では、マクロ経済学と生産性分析の第一人者である学習院大学の滝澤美帆氏が、客観的なデータに基づき、日本企業の労働生産性の現状と未来予測について解説。科学的な視点から「どのような人的資本投資が労働生産性を高めるのか」をひもときます。これからの企業の成長を担う次世代リーダー、人事パーソンに向けて、組織の未来を切り拓くための確かなヒントを示します。
滝澤 美帆氏
2008年一橋大学博士(経済学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東洋大学、ハーバード大学国際問題研究所日米関係プログラム研究員などを経て、2019年より学習院大学准教授。2020年より現職。現在は、中央省庁における複数の委員や東京大学エコノミックコンサルティング株式会社など複数の民間企業のアドバイザーを務めている。