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『日本の人事部』vol.585

2016/12/27 10:00

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         ─日本最大のHRネットワーク─   https://jinjibu.jp/
        『日本の人事部』メールマガジン 【vol.585】 2016/12/27
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【INDEX】

1. 社員の自律的行動を促す“ユニ・チャーム流”人材育成術
2. 困った時の「匿名相談掲示板」:昼休憩の時間管理について
3. 人事必見コラム:「互聴」が育てる信頼関係
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【1】今週のおすすめ! 注目記事
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≪インタビュー「となりの人事部」≫
「共振の経営」を実現する「共振人材」はいかに生まれるのか
社員の自律的行動を促す“ユニ・チャーム流”人材育成術【後編】

「トップダウン型経営」から「共振の経営」へと経営スタイルを大きく変革し
た同社。その際に重要なポイントとなったのが「SAPS手法」です。「共振の経
営」をより一層強化、推進する同社のユニークな施策とその効果について、グ
ローバル人事総務本部の中島康徳さんに、詳しいお話をうかがいました。

https://jinjibu.jp/article/detl/tonari/1599/

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【2】困った時の「匿名相談掲示板」
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≪人事のQ:賃金≫ 昼休憩の時間管理について

所定内労働時間は7時間40分です。
休憩時間は1時間(12:00~13:00)となっております。

会社からは1時間取れない場合は別途不足分を取るようなルールがあります。
しかし、現状は人員不足や業務過多によって不足分を取れない状況。

以下、質問です。

(1)繁忙期など、忙しくて休憩に入れず30分しか取れない。30分は別の時間に
 は取れていない。
 管理職からは厳しく指示されない。
 ⇒この30分は残業になるのか。

(2)就業時間後も連日残業しているが、残業が終わるまでは休憩は取れない。
 ⇒残業の時点で労働時間が8時間を超えているが、この残業中に取得できな
  い休憩時間も残業になるのか。

以上、時間管理について会社としてしっかり取り組むべくルールを策定中です。
よろしくお願いします。


▼ 専門家の回答は……?
https://jinjibu.jp/qa/detl/68418/1/

◎「匿名相談掲示板」への相談はこちら(無料)
  ※会員の方は、ログインしてください。まだの方は会員登録が必要です。
https://jinjibu.jp/qa/index.php?act=form

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【3】≪ 連載コラム292 ≫
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  若手人事パーソンへの至言&喝言 ~人事の「修羅場」はこうくぐれ!~
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人事のプロであり、人事責任者の経験を持つ「人事メンター」が、若手人事に
向けて、人事の仕事の“本質”と、人事パーソンとしての“リベラルアーツ
(人間力)”を高めるヒントを語ります。

【人事パーソン必読書~その31~】───────────────────
 「互聴」が育てる信頼関係
            ~「聴く力」を身に付け、人間関係を円滑にする

コミュニケーション上手と聞くと、話し上手な人のことを思い浮かべる人は多
いと思います。しかし、本当にコミュニケーションが上手な人は、むしろ聴き
上手な人なのです。

ただ聞こえているだけでは、人の話を聴いているわけではありません。「人の
話をほとんど聴かない社長」「部下の話を全然聴こうとしない上司」「テレビ
を見たままで妻の話を聴かない夫」など、身の周りには「聞こえて」いるけれ
ど「聴いて」いない人がたくさんいます。聴くことはやさしいようで、案外難
しいのです。聴くことの訓練を受けたり、学ぶ機会を持てたりする人は少数で
あり、ましてや、話を通して、相手の心に温かく寄り添い、相手の心を満たし、
癒し慰めるような本物の聴き上手な人は、めったにいません。

今回ご紹介する『「聴く」技術が人間関係を決める』は、話を聴くプロである
心理カウンセラー(臨床心理士)で、法政大学キャリアデザイン学部教授の宮
城まり子氏が、聴き方の極意「互聴」を伝授しています。話を聴くための心構
えから、視線、相づちの打ち方、相手の話を引き出す質問の仕方など、上手に
「聴く力」を身に付け、職場における人間関係を円滑にする方法をくまなく学
ぶことができます。


■『「聴く」技術が人間関係を決める』(宮城まり子/ナガオカ文庫)

 職場において、コミュニケーションの大切さは誰もが認識しているでしょ
 う。しかし、実際に組織内で相互の心のコミュニケーションを通した信頼
 関係の構築ができているかというと、そうとも言えない職場が多いのでは
 ないでしょうか。いま職場には、「互聴」(互いに聴き合う関係性)によ
 るコミュニケーションを実践し、深い信頼に基づく新たな組織風土を創造
 することが求められているのです。

 「互聴」が成立している職場では、上司も部下の話を傾聴すると同時に、
 部下も上司の話を傾聴しています。そこでは、お互いに絶えず理解し合い
 ながら、心が通ったコミュニケーションを行うという「関係性」が成り
 立っているのです。その結果、メンタルヘルス不調、パワハラ、セクハラ
 などがなくなり、「信頼関係」のある中で、皆が気持ちよく仕事をし、成
 長し合い、組織が活性化されていきます。このような「互聴」が育てる信
 頼関係と組織風土創造の重要性を宮城氏は強調しています。

(鑑賞のポイント)
 1.コミュニケーションでは、話し手は主役ではないことを知る
 2.聴き手が正しく受け取り、理解して初めて成立することを知る
 3.聴き手の反応を見ながら話し、反応に合わせて話し方・伝え方を柔軟に
  変えることを知る
 4.聴き手が何をどのように理解したかを知る

重要なのは、コミュニケーションは相手に正しく理解されて、初めて意味を持
つということ。相手がどれだけ理解したかが重要であり、自分だけの自己満足
に終わっては、何の意味もありません。そのためにも、自分にとって耳の痛い
ことでも、相手を理解しようと謙虚に聴く姿勢を忘れないこと。特に、上司と
いう立場の人には「互聴」の精神を忘れてほしくないと願っています。

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■事務局よりお知らせ ── 冬期休暇中の事務局対応について

  誠に勝手ながら、『日本の人事部』事務局では、
  2016年12月29日(木)~2017年1月3日(火)までお休みを頂戴いたします。
  期間中の事務局へのお問い合わせにつきましては、1月4日(水)以降に
  順次対応いたしますので、何卒ご了承下さい。

  また、上記期間中はメルマガの配信もお休みとなりますので、あらかじめ
  ご了承ください。次回のメルマガ配信は、1月10日(火)です。
  何卒、よろしくお願い申し上げます。

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