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『日本の人事部』vol.477

2014/10/14 10:00

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         ─日本最大のHRネットワーク─   http://jinjibu.jp/
        『日本の人事部』メールマガジン  【vol.477】2014/10/14
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 『日本の人事部』は、この10月15日でサイト開設10周年を迎えます。
 業界に先駆けて、この10年、人と組織の情報ポータルサイトを企画・運営
 して参りました。皆さまのおかげで、日本最大のHRネットワークに成長し、
 10周年を迎えることができました。スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。

 これからも皆さまとともに、考え、学び、共有・連携し、成長して参ります。
 引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


【INDEX】──────────────────────────────

1. 今週の注目記事 :27歳の若き企業家の実像に迫る!/無業社会の姿 他
2. 人事必見!コラム:至言&喝言「人事の“巻き込み力”を考える」(2)
3. 困った時の掲示板:ユニオンショップ制のメリット・デメリットとは?
4. 編集後記    :「イノベーション人材」を育て、支える取り組み

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【1】今週のおすすめ! 注目記事
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≪HR業界TOPからのメッセージ≫
■「人材ビジネスの新しいあたりまえ」を発明した、若干27歳の若き企業家!
独立志向の若者が過去最低を記録し、
安定を求める傾向に拍車がかからない現代において、史上最年少25歳で
東証一部に上場を果たした 株式会社リブセンス代表取締役社長の村上太一氏。
「あたりまえを、発明しよう。」を企業ビジョンに掲げ、
常に好奇心を磨き続ける若き企業家の実像に迫ります。
http://jinjibu.jp/measure.php?act=advlink&id=541&advr_id=1034&idx=1

※人・組織ビジネスの皆さまを対象とした、『日本の人事部』姉妹サイト
『プロフェッショナル・ネットワーク』のインタビュー記事です。


≪編集部注目レポート≫
■人事のホンネアンケート ~「インターンシップ」の導入、進んでる?
雇用のミスマッチを減らし、優秀な学生と接触するための有効な手段として
注目されている「インターンシップ」。
激変する2016年卒採用に先駆けて、各企業の取り組みも活発化しています。
WEBアンケート結果から、編集部が最新の状況をレポートします。
http://jinjibu.jp/measure.php?act=advlink&id=541&advr_id=1034&idx=2


≪人事が知っておきたい! 用語辞典≫
■ホワイトカラー・エグゼンプション
日本の働き方は変わるのか?「残業代ゼロ」「過労死促進」との批判を受け、
一度は法案提出が断念された経緯もある新成果給制度。
改めて導入が決まった背景とは?
http://jinjibu.jp/measure.php?act=advlink&id=541&advr_id=1034&idx=3

■無業社会
自己責任論では片づけられない――。ニートや引きこもりとは一線を画す、
「働きたくても働けない=意欲そのものは失っていない若者」の増加。
さらにその状態から抜け出しにくい社会のこと。
http://jinjibu.jp/measure.php?act=advlink&id=541&advr_id=1034&idx=4

■ハッカソン
“ハック”(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語。
短期間に・みんなで・一気に・楽しみながら切磋琢磨し、アイデア発掘できる
場として注目されている。
http://jinjibu.jp/measure.php?act=advlink&id=541&advr_id=1034&idx=5

▽この他にも、人事関連の用語592語を掲載中!
http://jinjibu.jp/measure.php?act=advlink&id=541&advr_id=1034&idx=6

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【2】≪ 連載コラム185 ≫
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  若手人事パーソンへの至言&喝言 ~人事の「修羅場」はこうくぐれ!~
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HRのプロであり、人事責任者の経験を持つ「人事メンター」が、若手人事に
向けて、HR(人事)の仕事の“本質”と、人事パーソンとしての“リベラル
アーツ(人間力)”を高めるヒントを語ります。

【 人事の「巻き込み力」を考える 】──────────────────

第2回:メンバーの巻き込み方
    ~人事との近い距離を維持する~

「人事パーソンにとっての顧客は従業員」――。よく言われることですが、充
分に理解されず、また、いざ実務になると忘れられてしまうことが珍しくあり
ません。「CS(顧客満足)を上げるためにES(従業員満足)を上げる」などの
ように、あたかもCS向上のための手段としてESが語られることがありますが、
私は疑問を感じます。

ESの向上がCSを向上させるというロジックは否定しませんが、それとはまた異
なる視点で従業員について考えることが極めて重要です。なぜなら、自社を支
えてくれる存在として従業員を大切にするという認識を持った上で従業員を巻
き込むことが人事パーソンの使命であるからです。

したがって、従業員を従わせたり、人事部の考えを一方的に押しつけたりする
ことが“巻き込む”ことではないと徹底的に理解する必要があります。

では、こうした前提に立った上で、どのように従業員を巻き込んでいけばいい
のでしょうか。それを考える時は、従業員をメンバーとマネジャー、そして経
営者の三つに分けて考えることが有効です。

今週はまずメンバーをどう巻き込むかについて述べたいと思います。
メンバーも「新人・若手メンバー」と「中堅メンバー」の二つに分けて、
次のような巻き込み方を検討してください。

(1)新人・若手メンバー
 ■ 採用活動や内定者フォロー、研修などを通じて人事パーソンとの接点を
  できるだけ多く持つ
 ■ 一方通行のコミュニケーションや“上から目線”的な態度を取らない
 ■ 質問を投げ掛けて意見を求め、それに対して必ずフィードバックをする

こうすることで人事との距離を近いまま保ち、何かあった時には対話できる関
係を作ります。例えば新人や若手メンバーに対して、次年度の新人研修に参加
してもらったり、研修のプログラムを考えてもらったりするなどの方法があり
ます。

(2)中堅メンバー
 ■「人事離れ」が起こる時期である、もしくは人事に対する不信感や不満
  を持ち始める層であることを理解する
 ■ 人事パーソンの方から出向いて関わっていく(特に本社以外に配属され
  ている層に気を配る)
 ■ 新しい取り組みやプロジェクトを実施する時には、必ずメンバーに入っ
  てもらい、力を貸して欲しいと依頼する
 ■ その際、本業とのバランスや負担感を考え、配慮をする

中堅メンバーには次世代リーダーとして期待していることを常に発信し、それ
を意識した研修プログラムを作り、実施することが重要です。例としては、自
社の組織・風土を変革するようなプロジェクトを立ち上げる際に、彼らをコア
メンバーとしてチームを作ることなどが考えられます。

人事部や人事パーソンの仕事は、全て従業員のための仕事です。それを忘れず、
必要に応じて教育的な支援をしつつも、「彼らに考えてもらう」「行動しても
らう」ことが最も有効な巻き込み方です。そのために、上記のようなスタンス
に立てる人事パーソンを目指してください。


┌◆ 今週の一言 ◆─────────────────────────┐
│                                 │
│  教育的に振る舞うだけだと、                   │
│  若手や中堅メンバーの心は離れていくことを知るべし!       │
│                                 │
└─────────────────────────────────┘

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【3】困った時の「匿名相談掲示板」
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≪人事の本音Q.≫ 労働組合/ユニオンショップ制のメリット・デメリット

当社は物流センターに単独の労働組合がありますが、そこからユニオンショッ
プ制導入の申し入れがありました。物流センター内には、パート・アルバイト
計280名従業員がいますが、この労働組合はパート職員しか組織しておらず、
パート職員のみだと組織率74.0%ですが、全体での組織率は34.6%になります。

弁護士事務所に相談したところ、この労働組合がパート職員のみを組織してい
るのであれば、パートのみ組織率74%で申し入れをできる条件は満たしている
とのことでした。全体の組織率を満たしていない労働組合のユニオンショップ
協定におけるメリットがあるのか、デメリットはどのような事があるのかにつ
いて、ご教示ください。

▼ 専門家の回答は……?
http://jinjibu.jp/measure.php?act=advlink&id=541&advr_id=1034&idx=7

◎「匿名相談掲示板」への相談はこちら(無料)
  ※会員の方は、ログインしてください。まだの方は会員登録が必要です。
http://jinjibu.jp/measure.php?act=advlink&id=541&advr_id=1034&idx=8

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【4】編集後記:「イノベーション人材」を育て、支える取り組みとは
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こんにちは。『日本の人事部』編集部の阿部です。

先週、日本人研究者である赤崎勇さん、天野浩さん、中村修二さんが、2014年
のノーベル物理学賞に選ばれました。私たちの生活を変える青色発光ダイオー
ド(LED)の開発、実用化という偉業を成し遂げた三名の受賞は、日本発の技
術力が世界で認められた証だといえます。

当初は「20世紀中の実現は困難」といわれた技術だったため、取り組む研究者
も少なかったとのこと。しかし、赤崎氏は「たとえ一人になっても、この研究
をやめようとは思わなかった」といいます。天野氏も「誰も成功していない非
常にチャレンジングなテーマで、何か人の役に立つことをしたいという思いが
あった」と話しています。また、中村氏は、厳しい研究環境、発明対価をめぐ
る裁判という逆境を乗り越えての受賞でしたが「LED照明という私の夢が現実
のものとなったことに、非常に満足している」とコメントしています。

人々の生活を変え、世界に貢献するような真のイノベーションは、一朝一夕で
は起こせません。しかし、近年、文部科学省が行った研究者への意識調査によ
ると、長期の時間をかけて実施する研究や、新しい研究領域を生み出すような
挑戦的な研究が減っているとのこと。日本の研究現場が、世界に影響を与える
画期的な発明をするには、若手研究者の意欲を引き出す評価の仕組みや、研究
に打ち込める環境作りの整備など、国を上げての取り組みが必要ではないでし
ょうか。

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