変化の時代の指針となる企業と個人の“パーパス”「人・組織・経営」研究の第一人者に聞く《巻頭インタビュー》新型コロナウイルス感染症の流行は、経済だけでなく、人々の暮らしにも大きな影響を与えました。個々人の価値観も変わろうとするなか、企業は何のために存在しているのか、個人はなぜ働くのかといった「パーパス(存在意義)」が見直されています。先の見えない時代において、パーパスは経営活動の指針であり、組織活性化や個人の働きがいにも大きく影響します。では、企業はどのようにして自社のパーパスに立ち返り、経営、そして人事に生かしていけばいいのでしょうか。「人・組織・経営」研究の第一人者の方々に、そのヒントを語っていただきました。不確実な時代に「働く」を自分ごと化するパーパスが脳にもたらす作用とは変幻自在のプロティアン・キャリアをどう築くのかいま企業に求められる「キャリア戦略会議」とは法政大学 キャリアデザイン学部 教授田中研之輔さん早稲田大学 理工学術院 教授枝川義邦さんパーパスに立ち戻り、経営戦略と人材戦略を連動させる「人的資本駆動型の企業価値創造」とは一橋大学CFO教育研究センター長 商学博士 伊藤邦雄さん
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