日本の人事部 2018 Vol.6
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味の素は世界130以上の国や地域で事業を展開する、日本におけるグローバル企業の草分け的存在です。しかし数年前まで、人事制度の仕組みは「職能資格制度」をベースとした「日本的」なものでした。「人事全体の仕組みや考え方を変えていかなければグローバル展開は難しい」――そう考えて近年、変革に注力しているのが、同社グローバル人事部次長の髙倉千春さん。味の素を真のグローバル企業へと変革するための動きが活発化していますが、その際には「チェンジ」ではなく「トランスフォーメーション」が重要だと言います。人事プロフェッショナルとして長年にわたり数多くの実績を残してきた功績が高く評価され、日本の人事部「HRアワード2017」では、企業人事部門 個人の部 最優秀賞に輝いた髙倉さんに、ご自身のキャリアを振り返ってもらうと同時に、日本企業がグローバル化を図る上でのポイントについてお話しいただきました。日本の人事部「HRアワード2017」受賞者インタビュー日本の人事部「HRアワード2017」企業人事部門 個人の部 最優秀賞 受賞味の素のグローバル化に向けた“トランスフォーメーション”による人財マネジメント変革味の素株式会社 理事 グローバル人事部 次長髙倉千春さんたかくら・ちはる/津田塾大学(国際関係学科)卒業。1983年、農林水産省へ入省。1990年にフルブライト奨学生として米国Georgetown大学へ留学し、MBAを取得。帰国後、1993年からコンサルティング会社にて、組織再編、新規事業実施などに伴う組織構築、人事開発などに関するコンサルティングを担当する。その後、人事に転じ、1999年ファイザー株式会社、2004年ベクトン・ディッキンソン株式会社、2006年ノバルティスファーマ株式会社において人材組織の要職を歴任。2014年7月味の素株式会社に入社し、2017年7月から現職。同社のグローバル戦略推進に向けたグローバル人事制度の構築と推進のリード役を務めている。52
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