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激変の時代に必要な組織のあり方とは
「自律・分散・協働型」組織を実現する

<協賛:株式会社HRBrain>
  • 守島 基博氏(学習院大学 経済学部 経営学科 教授/一橋大学 名誉教授)
  • 中野 雄介氏(株式会社HRBrain 取締役)
パネルセッション [E]2020.12.15 掲載
株式会社HRBrain講演写真

コロナ禍や経営環境の変化などで、今、企業は激変の時代を迎えている。こうした大きな変化に対応するには企業組織も変わらなければならない。学習院大学の守島教授は、これから注目される組織は、従業員が自律し分散して働きながら、互いに協働する「自律・分散・協働型の組織」と語る。どうすれば三つの要素を持つ組織が実現できるのだろうか。

プロフィール
守島 基博氏( 学習院大学 経済学部 経営学科 教授/一橋大学 名誉教授)
守島 基博 プロフィール写真

(もりしま もとひろ)人材論・人材マネジメント論専攻。1980年慶應義塾大学文学部卒業、同大学院社会研究科社会学専攻修士課程修了。86年米国イリノイ大学産業 労使関係研究所博士課程修了。組織行動論・人的資源論でPh.D.を取得後、カナダ国サイモン・フレーザー大学経営学部助教授。90年慶應義塾大学総合政策学部助教授、98年同大大学院経営管理研究科助教授・教授、2001年一橋大学大学院商学研究科教授を経て、2017年4月より現職。2020年より一橋大学名誉教授。主な著書に『人材マネジメント入門』『人材の複雑方程式』『21世紀の“戦略型”人事部』『人事と法の対話』などがある。


中野 雄介氏( 株式会社HRBrain 取締役)
中野 雄介 プロフィール写真

(なかの ゆうすけ)新卒で(株)サイバーエージェントに入社後、広告営業、広告効果計測ツールの営業&カスタマーサクセスを担当。2016年3月に(株)HRBrainの創業メンバーとして参画し、取締役に就任。現在はカスタマーサクセス事業部の責任者として、数多くの企業の人事評価の設計・運用支援、人材データを活用したタレントマネジメントの設計・運用支援を担当。


今、必要な「自律・分散・協働型」組織への転換

守島氏は「今は激変の時代であり、これから組織は変わらなければならない」と語る。まずは今、世の中で起きている三つの変化について解説した。

「一つ目は、コロナ禍による変化です。今回の新型コロナウイルス感染症は、社員の働き方と組織のあり方を急激に変えました。その結果、テレワークや在宅勤務、ウェブ会議も一般的になってきました。厚生労働省とラインによる調査によれば、2020年のテレワーク実施率は3月中旬13%、4月中旬28%。東京ではもっと大きな増加が見られています。もちろん、働き方改革などですでに遠隔勤務や労働時間の柔軟化は起こっていました。しかし、ここ2ヵ月で一気に変化が進みました。急激な変化だったのでいろいろな準備不足が見られています。この変化は今後も続くと思われます。

二つ目は、経営環境の変化です。グローバル化、デジタル技術の進展、非連続的なイノベーションの出現、社会構造の変化、サービス型ビジネスの進展など、経営環境の変化が企業戦略に大きな変化をもたらしています。私が今注目しているのは、創発戦略です。創発戦略とは、おおよその方向性を与えられた現場が現場のビジネスをやりつつ、その中でイノベーションを起こし、新たな戦略をつくりあげることです。これからはより現場が重要になると思われます。

三つ目は、人革命、人側の変化です。要因は二つあります。一つは、大きな価値観の変化です。ワークライフバランスを重視するミレニアム世代(1980年初期以降生まれ)が、2025年に日本でもマジョリティになります。自ら積極的に発言したい人が増え、また、雇用を望まない若者も増えてきます。もう一つは、ダイバーシティの増大です。性、年齢、雇用形態、国籍などの多様性が増し、これからは『深層のダイバーシティ』といった価値観や考え方の多様性が進むと思われます」

講演写真

これら世の中の三つの変化により、今後は組織そのものが変わっていく可能性があると守島氏はいう。では、どんな組織が生まれてくるのか。守島氏が示すのは、人々が自律し分散して働きながら、互いに協働する「自律・分散・協働型の組織」だ。これは、個は自律的に自主判断で動きながら、ビジョンやパーパスが共有され、組織としてのまとまりがある組織といえる。

「これから自律で必要とされるのは、一人で仕事ができる仕事自律です。その延長線上にキャリア自律があります。自律・分散・協働型の組織が生まれてくれば、そこから変わらないといけないのはマネジメント概念でしょう。目の前にいない部下と、どうコミュニケーションをとるのか。新たなマネジメント手法が必要になっていきます」

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