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中途採用の「現状」

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(1)最近の中途採用の実績と見通し

● 2016年度・中途採用の見通し~さらなる増加傾向

最近の中途採用の状況を見てみよう。2016年1月に発表したリクルートワークス研究所の「中途採用実態調査」によると、2016年度の中途採用の見通しについて、「増える」(14.1%)が「減る」(3.7%)を大きく上回る結果となっており、さらなる増加傾向が見て取れる。従業員規模別に見ると、従業員1000人未満企業、1000人以上企業ともに、「増える」が「減る」を上回っており、規模に関係なく中途採用に対するニーズの高いことが伺える。業種別でも、全ての業種において「増える」が「減る」を上回っている。業種を詳細分類で見ると、人材不足が謳われている飲食サービス業、情報通信業、小売業などでのニーズが高くなっていることが分かる。

■図表1:2016年度・中途採用見通し(%ポイント)
増える変わらない減る分からない以前も今後
も採用しない
無回答増える-減る
全体 14.1 34.8 3.7 39.0 8.2 0.2 +10.4
1000人未満 13.6 34.8 3.5 39.2 8.8 0.1 +10.1
1000人以上 15.5 34.8 4.0 38.6 6.5 0.5 +11.5
建設業 16.8 45.4 2.7 30.8 4.1 0.3 +14.1
製造業 11.5 33.1 4.6 44.4 6.2 0.1 +6.9
流通業 14.7 33.1 2.4 39.4 10.3 0.1 +12.3
*小売業 16.6 35.5 2.1 33.3 12.3 0.2 +14.5
金融業 6.4 26.5 0.9 48.8 16.9 0.6 +5.5
サービス・情報業 17.9 36.8 4.2 32.7 8.0 0.3 +13.7
*情報通信業 18.8 35.5 2.6 32.9 9.8 0.3 +16.2
*飲食サービス業 42.1 35.5 2.6 17.1 2.6 +39.5

● 2016年度・採用に占める中途採用比率の見通し~中途採用比率を高める企業は約1割

では、採用の中に占める中途採用の位置づけはどうなっているのだろうか。2016年度の採用において、正規社員の採用に占める中途採用の比率を前年より高めると回答した企業は9.8%と、約1割を占めている。従業員規模別に見ると、中途採用比率を前年より高める企業の割合は1000人未満10.6%、1000人以上7.7%となっており、従業員規模が小さくなるに従って割合が高くなっている。業種別に見ると、建設業(12.4%)、流通業(11.8%)、サービス業・情報業(11.7%)が、また詳細分類で見ると、飲食サービス業(25.7%)、医療・福祉(18.4%)で高いことが目立つ。

■図表2:2016年度・採用に占める中途採用比率の見通し(%)
中途採用比率を前年より高める企業の割合
全体 9.8
1000人未満 10.6
1000人以上 7.7
建設業 12.4
製造業 7.5
流通業 11.8
金融業 4.9
サービス・情報業 11.7
*飲食サービス業 25.7
*医療・福祉 18.4

(2)2015年度上半期の現状

● 2015年度上半期・中途採用を実施した理由~欠員補充が7割、業績の変動への対応も4割に

Photo

次に、2015年度上半期に中途採用を実施した理由を見てみると、最も多かったのは「欠員補充のため」で、70.4%と7割を占めている。その後は、「自社の業績の変動により人材が必要となったため」(39.6%)、「新事業や新規出店により人材が必要となったため」(25.1%)が続く。従業員規模別に見ると、規模が大きくなるに従って「欠員補充のため」の割合が減り、一方で「業績の変動」や「新事業・新規出店」を理由とする割合が高くなっているのことがわかる。業種別に見ると(詳細分類別)、「欠員補充のため」が高いのは医療・福祉(88.7%)、食品(80.5%)、「自社の業績の変動により人材が必要となったため」が高いのは半導体・電子・電気部品(60.9%)、建設業(55.8%)、「新事業や新規出店により人材が必要となったため」が高いのは飲食サービス業(57.8%)、小売業(40.2%)などである。

■図表3:2015年度上半期・中途採用を実施した理由(%)
自社の業績の変動により人材が必要となったため新事業や新規出店により人材が必要となったため欠員補充のためその他無回答
全体 39.6 25.1 70.4 7.4 0.2
1000人未満 36.9 16.8 73.1 6.1 0.2
1000人以上 45.1 41.9 65.1 10.0 0.3
建設業 55.8 10.8 60.8 7.1 0.4
製造業 41.6 25.1 71.1 7.0 0.1
*食品 27.3 13.3 80.5 10.2
*半導体・電子・電気部品 60.9 37.5 65.6 4.7
流通業 35.3 29.6 75.2 6.1
*小売業 31.6 40.2 76.6 6.3
金融業 29.4 19.1 52.2 27.2
サービス・情報業 37.1 27.0 72.0 5.7 0.4
*飲食サービス業 25.0 57.8 73.4 3.1 1.6
*医療・福祉 12.9 20.2 88.7 4.8

● 2015年度上半期・中途採用における応募者の集めやすさ~「集めにくかった」が38.8%と約4割

人材不足が叫ばれる中で、中途採用における人材獲得はどのような状況にあったのか。2015年度上半期の中途採用の応募の集めやすさを聞いたところ、「集めにくかった」が38.8%と約4割を占め、「集めやすかった」(3.9%)を大きく上回っている。また、「変わらない」は38.9%となっている。従業員規模別に見ると、5~99人、100~299人の中小企業において、「集めにくかった」が他の規模よりも高くなっている。 業種別に見ると、建設業やサービス・情報業において「集めにくかった」が他の業種よりも高い一方、金融業においては半数以上が「変わらない」としている。詳細分類では、「集めにくかった」が高いのは、飲食サービス業(53.1%)、食品(46.1%)、不動産業(45.5%)などである。

■図表4:2015年度上半期・中途採用における応募者の集めやすさ(%)
集めやすかった変わらない集めにくかった分からないその他・無回答
全体 3.9 38.9 38.8 17.3 1.1
1000人未満 4.5 37.9 39.6 17.1 1.0
*5~99人 5.8 34.7 43.0 15.9 0.6
*100~299人 4.9 34.7 41.4 18.4 0.6
1000人以上 2.7 41.0 37.0 17.8 1.4
建設業 2.1 37.9 43.3 15.4 1.2
製造業 4.1 39.7 36.7 18.8 0.8
*食品 3.1 28.9 46.1 21.9
流通業 4.1 37.7 38.8 17.7 1.7
金融業 2.2 53.7 19.1 23.5 1.4
サービス・情報業 4.3 36.7 42.9 15.1 0.9
*不動産業 5.5 27.3 45.5 14.5 7.2
*飲食サービス業 3.1 31.3 53.1 12.5

● 2015年度上半期・中途採用における人員確保の方法~「未経験者も採用対象とした」が4割に

採用難の中、人員を確保するためにどのような方法を取ったのだろうか。2015年度上半期の中途採用で最も多かったのは、「未経験者も採用対象とした」で、41.3%と4割を占めている。以下、「対象年齢の幅を広げた」が27.7%、「経験・スキルの基準を下げた」が22.0%となっており、「給与などの処遇条件を高めた」は13.9%にとどまっている。従業員規模別に見ると、規模が小さくなるに従って「未経験者を採用対象とした」が高くなり、「どれもしていない」が低くなっている。また、業種別に見ると、流通業、サービス・情報業において「未経験者も採用対象とした」の割合が高い。詳細分類では、小売業、 医療・福祉において「未経験者も採用対象とした」の割合が6割を超え、他の業種よりも高いのが目に付く。また、半導体・電子・電気部品 や飲食サービス業において、「対象年齢の幅を広げた」が4割を超え、他の業種よりも高くなっている。

図表5:2015年度上半期・中途採用における人員確保の方法(%)
未経験者も採用対象とした給与などの処遇条件を高めた経験・スキルの基準を下げた対象年齢の幅を広げたどれもしていない無回答
全体 41.3 13.9 22.0 27.7 35.2 0.4
1000人未満 45.8 15.0 22.8 29.5 30.8 0.3
1000人以上 32.3 11.7 20.4 24.2 44.3 0.6
建設業 33.8 17.1 27.1 32.5 32.1 0.4
製造業 30.7 10.7 22.3 29.5 41.7 0.2
*半導体・電子・電気部品 14.1 15.6 21.9 45.3 35.9
流通業 54.2 13.3 19.8 25.5 30.1 0.2
*小売業 63.3 19.1 19.9 23.8 23.4 0.4
金融業 35.3 11.0 9.6 19.9 47.1 1.5
サービス・情報業 49.3 17.8 23.5 26.9 29.7 0.6
*飲食サービス業 57.8 32.8 28.1 43.8 17.2
*医療・福祉 60.5 21.8 15.3 16.1 25.8

● 2015年度上半期・中途採用における人員確保~確保できなかった企業は46.7%と半数近くに

2015年度上半期の中途採用における人員の確保の状況を見ると、近年の採用難を反映し、人員を確保できなかった企業は46.7%と、半数近くに達している。従業員規模別に見ると、5~99人企業において人員を確保できなかった企業は49.2%で、他の規模に比べて高くなっている。業種別に見ると、建設業(51.7%)やサービス・情報業(50.5%)において、人員を確保できなかった企業の割合が高い。詳細分類では、自動車・鉄道(60.3%)、半導体・電子・電気部品(59.4%)、運輸業(53.3%)などで人員を確保できなかった企業の割合が高くなっているのが目に付く。

また、人員確保の状況を経年比較すると、「確保できなかった」は2013年上半期35.9%、2013年度下半期33.6%、2014年度上半期41.8%、2014年度下半期36.4%となっており、2015年度上半期(46.7%)は過去2年と比較して、最も高くなっている。

■図表6:2015年度上半期・中途採用における人員確保(%)
確保できた確保できなかった無回答
全体 51.9 46.7 1.4
1000人未満 52.4 46.9 0.7
*5~99人 50.4 49.2 0.4
1000人以上 50.8 46.3 3.0
建設業 46.7 51.7 1.7
製造業 54.6 44.4 1.1
*半導体・電子・電気部品 39.1 59.4 1.6
*自動車・鉄道 38.0 60.3 1.7
流通業 54.9 44.2 0.9
金融業 56.6 39.0 4.4
サービス・情報業 47.9 50.5 1.6
*運輸業 45.4 53.3 1.3
■図表7:中途採用の人員確保・経年比較(%)
確保できた確保できなかった
2013年上半期 63.4 35.9
2013年下半期 66.1 33.6
2014年上半期 55.9 41.8
2014年下半期 63.1 36.4
2015年上半期 51.9 46.7

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