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6. アルバイト・パート採用を支援する各種サービス

アルバイト・パート採用を支援する各種サービス

高い付加価値を提供するアルバイト・パート支援サービス

アルバイトイメージ写真

アルバイト・パート採用は、本社の人事が行うこともあるが、多くの企業では現場の事業所長や店長などが担当者となっている。通常業務の片手間で採用活動を手掛けるため、採用課題の解決やノウハウの蓄積、効率化はどうしても後手にまわってしまう。

このような場合、アルバイト・パート採用支援サービスを活用することで、採用活動が劇的に改善することは珍しくない。

特に次のような場合、大きな成果が期待できる。

  1. 複数の求人媒体を利用している
  2. 多店舗・多事業所で同時に募集を行っている
  3. 自社に採用ノウハウがない(少ない)
  4. 十分な人数を採用できていない、欲しい質の人材が採用できていない
  5. 応募者自体が少ない
  6. 定着率が悪い

求人媒体の活用コンサルティング:採用メディア運営会社、採用広告代理店

「採用メディア運営会社、採用広告代理店」など、求人媒体を取り扱っている企業の多くは、ただスペースを販売するだけでなく、効率的な採用についてのノウハウを提供している。例えば、過去の膨大な採用データから、地域・時期・業種・職種・給与・その他の諸条件による応募数や、賃金相場、採用競合について、的確なアドバイスを受けられる。また、「応募数がない」など抱える採用に対しても、その解決方法を提案してくれる。

しかも、こうしたコンサルティングサービスは基本的には無料サービスだ。もちろん、各社が取り扱う採用媒体に出稿することが前提だが、求人広告でアルバイト・パート採用する際は有効活用したい。

また、全国の求人媒体を取り扱う総合型の採用広告代理店ならば、複数の求人媒体の出稿スケジュール管理なども一部代行してもらえる。ただし、専門の採用代行サービスのように応募者管理や面接手配まではできないのが一般的だ。

複数の採用を一元管理:
アルバイト・パート採用代行/コンサルティング

全国の複数の拠点で同時に募集を行わなくてはならない場合、あるいは短期間に大量のアルバイト・パートを採用しなくてはならない場合など、業務を効率化しつつ、採用を成功させるには、非常に高度なノウハウが求められる。こうした際に効果的なのが、「アルバイト・パート採用代行/コンサルティング」サービスある。最終面接以外のアルバイト・パート採用業務、ほぼすべてを担当してくれる。

1)主なサービス内容

アルバイト・パート採用代行/コンサルティング会社では、以下のようなサービスを提供している。窓口を一本化できるため、社内のマンパワーが少ない場合でも、大型の採用プロジェクトを適切に管理できる。

  • ニーズ分析、採用課題分析
  • 最適な採用計画の立案、採用コンセプト立案
  • 母集団形成支援(全国の求人媒体への出稿管理、原稿作成、採用ツール作成)
  • 応募者管理支援/代行(電話問い合わせ対応、説明会企画・運営)
  • 面接選考支援(面接手配・スケジュール管理、面接官指導)
  • 内定/クロージング支援(内定者フォロー)
  • 反響管理/効果測定(採用結果を数値化してのレポート作成)

また、アルバイト・パート採用後の研修・教育も担うサービス提供会社も多い。

2)期待できる効果

  • 少ないマンパワーでも大型の採用計画に対応できる
  • 自社内に採用ノウハウがなくても質の良い採用ができる
  • 事業所や店舗といった現場が採用に割く手間を最小限にできる(本業への影響を抑えられる)
  • 応募者に安定したクオリティで対応でき、採用結果向上や企業イメージ向上に寄与する
  • 正確な効果測定によって今後の採用のための基礎データを蓄積できる

3)サービス提供事業者の選び方

  • 自社の業種・募集職種・地域などを得意としている事業者であること
  • 過去に同様の採用支援プロジェクトで成功した実績を持っていること
  • 営業担当者の対応がスピーディーで親身であること
  • コンサルタントやコールセンター担当者など現場スタッフの質も高いこと
  • 見積もりの中に希望しているサービスがすべて含まれているこ

応募者管理の効率化:応募者管理サービス

複数拠点での同時募集、大量募集などの際にもっとも手間がかかるのが「応募者管理」である。応募者管理サービスは二つに分けられる。

  • コールセンターで応募者対応を代行するなど、人的対応をメインとするサービス
  • WEB応募システムなどITにより、応募者を一元化管理するサービス

アルバイト・パートの場合、電話で直接応募とするケースが多いが、応募が殺到すると応対に追われ、通常業務に支障をきたすこともある。さらに電話対応が平準化されていないと応募者に悪い印象を与えてしまう恐れがある。

また、社内での採用業務を省力化・効率化する応募管理システム(採用支援システム)も注目されている。書類選考や応募者対応履歴、職種別・事業者別の管理などが容易になり、採用活動のスピード化・効率化を実現できる。

どちらを利用するか、採用課題や採用人数によって使い分けたい。

定着率向上:アルバイト戦力化支援サービス

採用というと「採用=出社するまで」と考えがちだが、早期退職を課題にあげる採用担当者は多い。つまり、「採用=定着・戦力化まで」と考えるのが正しい捉え方だ。「アルバイト戦力化支援サービス」は採用の最後の仕上げともいえる定着率向上を実現するサービスだ。

1)主なサービス内容(一例)

アルバイト戦力化支援サービスは提供している各社によって内容はさまざまである。

  • モバイルを使ったコミュニケーションツールを提供し、情報交換を促進することで、アルバイト・パートのやる気を向上させる
  • アルバイト・パートの定着やスキル向上、早期離職によって発生した賃金ロスなどを数値化し、課題点を正確に把握できるようにする
  • 一人ひとりの適性や志向、モチベーションなどを分析し、最適な育成方法を導き出す
  • 必要に応じて人事制度・評価制度の改定などまでアドバイスする
  • アルバイト・パートを指導する社員に対して、「リーダー研修」や「人材採用研修」などを行い、採用から定着、戦力化への全社の水準をアップさせる

2)最初はコンサルティングから

具体的な対策を実行する前に、まずは「自社のアルバイト戦力化の状況、課題」を把握することが最も重要だ。まずはアルバイト戦力化支援サービスを行う企業にコンサルティングベースの提案書を出してもらうとよい。自社で認識している課題と外部の専門家から見た課題の相違度によって、取るべき対策は異なる。いずれにしても、定着・戦力化する前の離職を減らすことは、今後のアルバイト・パート採用の重要な課題だといえるだろう。


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