6. マネジメント研修・管理職研修
企画・導入のポイント

研修企画・導入のポイント
研修前のヒアリングで課題を把握する
管理職研修を企画する際、基本的に習得すべきことの他に、今、職場で起こっている問題点や課題をヒアリングして、それを解決するようなコンテンツを盛り込むことが、研修への参加意欲の高まり、さらには研修後の満足度の向上、有用感へとつながっていく。それが大きな内容・テーマであれば、別途、課題解決に特化した研修を行うようにする。
マネジメントの基本を押さえた上で、実践できるスキルを習得させる
管理職研修では、職場での実践化を図ることが目的であるが、マネジメントの理論や考え方も的確に押さえておくことが大切である。基本を知らなければ、うまく応用できないからだ。その上で、マネジメントのスキルを体得させ、受講者の行動化を図っていくのである。
研修後、上司に報告させて効果を高める

研修が終了した後、実行計画書や各種の成果物を上司に報告させ、実践化を促進していくようにする。そして、一定の期間が経過した後、実施状況の報告を行うよう義務付けていくことにより、研修の効果はより高まっていく。
対話・グループワークを多くする
集合研修は、自部門の状況ばかりに目が行きがちな管理職にとって、他部門のマネジメントや状況を知り、視界を広げるチャンスでもある。研修ではなるべく他部門・他部署の受講者同士の話し合い、討議を促進するような対話やグループワークを多く行うことが望まれる。終了後も、受講者同士の情報交換などが行われやすくなり、自分自身のマネジメントスタイルの振り返りにもつながっていく。