企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

3. 近年のコミュニケーション研修の特徴

至るところで顕在化してきた職場のコミュニケーション不全に対応

イメージコミュニケーション不全は、対面での対話が苦手と言われる近年の若手社員に限った問題ではない。職場の至るところでコミュニケーション不全が顕在化しており、それに対応するように、最近ではコミュニケーション研修の内容も、非常に多岐に渡っている。中でも、以下のような傾向が顕著である。

若手社員の「社会人基礎力研修」として行うケース

急速なIT環境の発達の下で育ってきた最近の若手社員には、過度のメール依存など、それ以前の人たちとは異なるコミュニケーション文化がある。そのため、伝統的な対面コミュニケーションの作法やスキルを十分に会得していない人が少なくない。そこで、新入社員や入社2~3年目の若手社員を対象にして、対人コミュニケーションの基本を「社会人基礎力研修」という形で、先輩とのグループワークを通じて学ばせる。

管理職層を対象に、部下育成・指導力の強化を図るケース

管理職層のコミュニケーション能力に、問題を抱える企業は多い。バブル経済が崩壊した1990年代以降、採用抑制などにより組織上の人員構成がいびつになったことから、後輩・部下を育成・指導した経験が少ないまま管理職になった人が相当数存在するのだ。こうした人たちには、部下の育成・指導においてコミュニケーションがうまく取れないというケースが目立つ。そこで、「傾聴」を中心とした「コーチング」や「面談スキル」などのコミュニケーション研修を行い、部下の育成や指導に関する能力の強化を図る。

「プロジェクト」を用いて行うケース

コミュニケーションの基本は知っていても、知識レベルに止まっていては意味がない。そこで、「プロジェクト」の下、同僚や他部門の人たちと意思疎通を図りながら、チーム内で円滑なコミュニケーションを交わしていく。このようなプロジェクトでの体験を通して、実効性のあるコミュニケーションのあり方を学ぶことができる。

「ネットワーク」におけるコミュニケーションの基本・ルールを学ぶケース

近年は、社内イントラネットやスマートフォン、タブレット端末などを活用した情報共有が広く行われている。このように対面ではなく、画面を通じて、コミュニケーションの基本やルールを学ぶ。

「座学」から「対話・体験型研修」を用いるケース

これまでのレクチャーを中心とした「座学型研修」から、「対話や体験を重視した研修」を取り入れるケースが増えている。頭と身体の両方を使いながら、コミュニケーションの重要性に気づかせることを狙いとするものだ。「対話・体験型研修」は参加者同士がお互いに学び合い、情報を共有していく「集団学習」の場であることが、コミュニケーション力をさらに高めていく効果を生む。

コミュニケーション研修の種類と内容

コミュニケーション研修には、以下のような種類と内容がある。

【種類】
  • 講義:コミュニケーションの基本と使い方を理解
  • ケーススタディ(ビジネスゲーム):コミュニケーションの実践場面での応用
  • ロールプレイング:自ら実践、フィードバック、振り返り
  • 体験学習:アクティビティ(実体験、プロジェクトなど)を通じて気づき、学ぶ
【内容】
  • コミュニケーションの基本(聴く、訊ねる、話す)
  • 職位別(対同僚、対部下など)
  • 場面・目的別(1対1、面談、チームビルディングなど)
  • 異なる立場、世代、国籍で協働していくためのダイバーシティ・コミュニケーション
  • 合理的、協働的合意形成を図るアサーティブ・コミュニケーション

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よくわかる「コミュニケーション研修」講座

1. コミュニケーション研修とは

1. コミュニケーション研修とは

組織を機能させ、活性化していくには、コミュニケーションの量と質を向上させていかなければならない。その際、それにふさわしい方法やスキルが必要となる。コミュニケーション研修とは、このような組織内でのビジネスや仕事上におけるコミュニケーション能力の向上を目的とした研修のことである。


2. コミュニケーションをめぐる近年の傾向

2. コミュニケーションをめぐる近年の傾向

企業におけるコミュニケーションの現状と課題について、アンケート結果をもとに考察する。およそ3社に2社が、組織内コミュニケーションに課題を抱えている。その背景にある対面コミュニケーションの機会の減少についても触れる。


3. 近年のコミュニケーション研修の特徴

3. 近年のコミュニケーション研修の特徴

コミュニケーション不全は、対面での対話が苦手と言われる近年の若手社員に限った問題ではない。職場の至るところでコミュニケーション不全が顕在化しており、それに対応するように、最近ではコミュニケーション研修の内容も、非常に多岐に渡っている。


4. コミュニケーション研修のプログラム例

4. コミュニケーション研修のプログラム例

最近のコミュニケーション研修の中で、課題別(目的別)に行われるプログラムを紹介していく。管理職の「面談力」を高める「実践コミュニケーション・スキル研修」、「部下指導」に特化したコミュニケーション研修、「グループワーク」でコミュニケーション・スキルを学ぶ「社会人基礎力研修」「アサーション研修」で、自己主張・自己表現スキルを高める、コミュニケーションの重要性を気付かせる演劇的手法「インプロ研修」などがある。


5. コミュニケーション研修の企画・導入のポイント

5. コミュニケーション研修の企画・導入のポイント

コミュニケーション研修を企画・導入する際、より効果を高めるためのポイントを整理。課題と目的を受講者と共有する。導入した研修を常に改善する。外部の専門家を活用する。ここにあげた注意点をもとに、研修内容をチェックするといいだろう。


テーマ別Index
研修・人材育成
社員研修を検討する際に押さえておきたい基本とノウハウ。研修の目的別に解説します。
社員研修・人材育成
新人研修・新入社員研修
マネジメント・管理職研修
モチベーション・組織活性化
グローバル人材育成
コーチング研修
コミュニケーション研修
営業・販売研修
eラーニング
採用
人事担当者のための採用ノウハウ。採用の目的別に、基本、準備、注意点まで網羅。
中途採用
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アルバイト・パート採用
人材派遣
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就職サイト
新卒紹介
新卒採用アウトソーシング
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人事戦略・人事系IT
企業に不可欠な人事システム、人事制度を解説。この分野のトレンドも把握できます。
人事制度
人事システム
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給与計算代行
人事労務
テーマに特化した労務関係の取組みを解説。導入の際のヒントが見つかります。
ワーク・ライフ・バランス、働き方改革
福利厚生
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それぞれ分野ごとに、基本からサービスを検討する際のポイントを詳しく説明します。
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