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4. 社宅代行サービスとは

社宅代行サービスとは

社宅代行サービスの定義

社宅代行イメージ

社宅代行サービスとは、社宅の契約・解約、入退去管理などを中心に、企業が行う社宅関連業務を代行するアウトソーシングサービスである。

社宅代行サービスが一般的になってきたのは、1990年代の中頃からだ。バブルが崩壊し、企業が業務効率化のために、積極的にアウトソーシングを利用しはじめた時期である。そして、その頃から、借り上げ社宅の需要も高まっていった。借り上げ社宅の場合、家主が個人であるケースも多く、一件ごとに個別の契約が必要になる。もちろん、不動産の賃貸借契約などに関する専門知識も不可欠だ。その煩雑な業務を人事部がすべて担当することには無理がある。アウトソーシングした方がよいと考える企業と、新しいサービスを模索していた不動産賃貸業・不動産仲介業・専業アウトソーサーの得意分野が一致した結果、社宅代行サービスは確立していった。

社宅代行サービスは、借り上げ社宅だけでなく、社有社宅にも対応している。社有社宅の場合、利用率が落ちた物件は、売却する以外に賃貸住宅として転用する方法もある。その際に、社宅代行サービスが別の企業の社宅需要とのマッチングを図ったり、一般に賃貸住宅として貸し出したりする業務を代行している。

■社宅代行サービスが提供する主なサービス内容
  主なサービス内容
社有社宅
  • 資産管理
  • 設備管理
  • 入退去管理
  • 賃貸に転用した場合の営業代行、契約業務
借り上げ社宅
  • 物件の斡旋
  • 契約・解約管理
  • 入退去管理
  • 支払管理
  • 入金管理

社宅代行サービス活用のメリット

社宅管理、特に複雑な借り上げ社宅の管理業務をアウトソーシングするメリットには以下のようなものがある。

1)ワンストップサービスを実現

営業担当イメージ

借り上げ社宅の家主は個人が多く、それぞれに対応していると業務量が膨大になる。しかし、社宅代行サービスに一括で任せることで、企業側は一つの窓口だけに対応すればよくなり、大幅な業務量削減が可能になる。また、社宅代行サービスは入居する従業員側にも対応してくれるので、社内業務も軽減できる。

このメリットはより多数の借り上げ社宅を利用しているほど大きく、一般的には100戸以上の社宅を管理している企業では、社宅代行サービスの利用率が急速に高くなるといわれている。

2)専門知識のある人材が必要ない

不動産の賃貸借契約には専門知識が不可欠だが、社宅代行サービスを利用すれば、専門知識や契約・交渉のノウハウを持った人材を自社で雇用する必要がなくなり、人事部門の人件費削減が可能になる。

3)季節ごとの業務量変動に対応できる

社宅に関する新たな契約や解約手続きは、異動者が出る期の変わり目などに多く発生し、短い期間に業務が集中しがちである。しかも、期日までに確実に終えなくてはならない事務も多い。しかし、ピーク時を基準に社内の体制を整えることは経費的にも難しい。社宅代行サービスを活用すれば、このような特定の時期の業務量の変動にも対応できる。

4)人事がコア業務に専念できる

社宅管理は重要だが、人事のコア業務とは言えない。法令に従いながら着実にこなしていけばよい業務だろう。外部委託することで、人事が従業員の社宅に対する満足度のチェックや、問題があった時の対応などに徹した方が、社宅導入の本来の目的を達成できると言えるだろう。


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1. 社宅とは

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2. 社宅の歴史とニーズの移り変わり

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3. 社宅の効果・メリット

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4. 社宅代行サービスとは

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社宅代行サービスとは、社宅の契約・解約、入退去管理などを中心に、企業が行う社宅関連業務を代行するアウトソーシングサービスである。個別の賃貸借契約、入退出管理、支払管理、さらには物件の斡旋までワンストップでサービスを提供する社宅代行サービスを解説する。


5. 社宅代行サービスの一般的な業務内容

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6. 社宅代行サービス導入のポイント

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