無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

感性を研ぎ澄ませて時代の流れを読み、
あとは行動あるのみ――
「管理部門特化型」の人材紹介で市場を創造

株式会社MS-Japan 代表取締役社長

有本隆浩さん

「管理部門特化型エージェント」に時代の追い風

 設立当初の求人誌ビジネスから現在の人材紹介業にシフトされた背景をお教えください。

会社を立ち上げて絶好調のスタートを切ったのが1990年。バブル景気の終焉の年です。当然、バブルが崩壊した翌年からは、求人ビジネスは急速に落ち込んでいきます。会計事務所と繊維業界の求人誌も参画社数が減っていきました。このような背景で、「次はこれでいこう」と発想したのが人材紹介、それも「管理部門特化型の人材紹介」だったのです。

世間では景気後退で、大手企業が大規模なリストラに踏み切っていました。真っ先に対象になったのが管理部門。総務、人事、経理、法務などの人材です。普通ならそこに特化しても需要がないと思うでしょう。しかし、私は絶対にビジネスチャンスがくると読んでいました。やる以上、NO.1になりたいと考え、総合型で大手の人材会社と勝負するのではなく、管理部門特化型の人材紹介事業で、領域でのトップを採ろうと判断しました。

1990年代前半は規制緩和が進む前で、厚生労働省の認可をもらうのが非常に難しい時代でした。設立間もない会社で、経営者の私は30代になったばかり。非常に苦労しましたね。1995年に全国でも30社ほどしか認可されていない状況の中、当社が人材紹介会社として認可を受けた際には、業界では「奇跡」と言われました。もう本当に情熱だけでした。

ただ、結果的には非常に良いタイミングでの開業になりました。このあたりは運が強いんでしょう。というのも、ちょうどその年が「キャリア採用元年」になったからです。バブル崩壊でリストラを行った大手企業が、はじめて積極的なキャリア採用に踏み出した。これは当社にとって大きな追い風になりました。

現在のIFRSとは異なりますが、「国際会計基準」が導入されはじめたのも同時期。USCPA(米国公認会計士)の有資格者を採用したい企業の求人依頼が一挙に増えます。さらに「ナスダックジャパン」などの新興市場が立ち上がって、ベンチャー企業のIPOブームが到来しました。これも管理部門のスペシャリストの採用拡大につながっていきます。そこからは追い風をうまくとらえて、人材紹介事業を軌道に乗せることができました。

株式会社MS-Japan 代表取締役社長 有本 隆浩さん インタビュー photo

 見事に「時代の流れ」を読まれたわけですね。

次に何が来るかを察知する感性は、いつも研ぎ澄ませていたと思います。IPOブームを察知したときには、どこよりも早くIPO支援に着手しました。また、公認会計士や弁護士が活躍するフィールドを広げたのも当社です。従来、会計士は監査法人、弁護士は法律事務所、と就職先はごく限られていました。しかし、不況で監査法人が採用を絞ったり、法科大学院の制度ができて弁護士が増えたりしたことで、せっかくの有資格者が働き場所を確保できない時代になります。そういう会計士、弁護士たちに、当社は「企業内で活躍しませんか」という提案をいち早くしていったわけです。もちろん、同時に企業に対しても会計士、弁護士を採用するメリットを伝えて営業していきました。2000年頃には企業内弁護士は全国でわずか60人ほどでしたが、現在では約2000人近くの方が活躍しています。この新しい働き方、マーケットを提案してつくり上げたのも当社なんです。

そのような「流れ」は顧客を見ていればわかります。管理部門に特化したのも、リストラをしたら必ず揺り戻しがくると読んでいたからで、決して思いつきだけではないんです。リーマンショック後にも、多くの人材紹介会社の業績が半減する中で、当社は25%ダウンで持ちこたえました。多くの企業がバブル崩壊後のリストラの反省から、管理部門の重要性を再認識していたからです。近年でも「J-SOX(内部統制報告制度)」や「コーポレートガバナンス・コード」などさまざまな動きがあり、それらがすべてビジネスチャンスにつながっています。法改正、制度改正を常に注視し、どこよりも早く対応してきた。だからこそ先駆者としてマーケットを握れたのだと思います。

 有本社長が経営者として大切にしていらっしゃることは何でしょうか。

「感性」です。感性は変化を好みます。変化の中にあるビジネスの芽を、誰よりも早く察知する。

より具体的なところでは、「最大の売上、最少の経費」こそが経営の本質だと考えます。設立してすぐの求人誌の話のところで「値決め」こそがポイントだとお話ししましたが、人材紹介業でもそれはまったく同じ。顧客が妥当だと考える範囲内で最高の値決めができれば、利益は最大になります。同時にコスト管理もしっかり行う。自社ですべてまかなうのではなくネットワークもフル活用します。人材紹介会社の中で当社の利益率は最高水準のはず。キャッシュフローを最大にする経営が実現できています。

この「値決め」の感覚を養えたのは、やはり小さい頃の家庭環境でしょうね。商売の感覚を身につけさせてくれた親には感謝しています。決して先天的なものではないと思いますよ。小さい頃からの訓練によって、いくらの値段なら売れるか、ぎりぎりのところが瞬時にわかるようになるんです。市場でいちばん高く売れるラインさえ見つけられれば、もう高収益・高付加価値は約束されたようなものですよ。

HRソリューション業界TOPインタビュー

HRソリューション業界TOPインタビュー

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

日本を代表するHRソリューション業界の経営者に、企業理念、現在の取り組みや業界で働く後輩へのメッセージについてインタビューしました。

この記事ジャンル 中途採用

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

HRソリューション業界TOPインタビューのバックナンバー

関連する記事