無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

企業社会を支えるソフトインフラへ――
“給与業務”から日本のアウトソーシングを変える

株式会社ペイロール

湯淺哲哉さん

人事部門をもっと強くする“次世代アウトソーシング”

株式会社ペイロール 湯淺哲哉さん インタビュー photo

御社の顧客企業は現在240社におよびます。その実績、経験から、日本企業の人事部門の現状や今後のあり方について、お考えをお聞かせください。

失礼な言い方かもしれませんが、欧米企業や国内の外資系企業と接していつも思うのは、日本企業よりも人事部門のポジションが格段に高いということ。弊社が給与業務アウトソーシングを始めるきっかけになったADPでも、人事部門の地位はすごく高くて、トップのすぐそばで重要な人材戦略を提言しています。それに比べると、日本企業の人事部門は実務に追われているせいか、“作業部隊”のような印象がどうしても拭えません。やはりそこは、もっと変わっていかなければなりません。限られた人材をいかに活用して最大限のパフォーマンスを発揮してもらうかが日本企業の喫緊の経営課題であり、まずは人事部門が事務仕事から解放され、コア業務に集中できるようにしなければ、日本経済全体の成長も望めないでしょう。人事部門がポジションを高め、機能を強化し、経営により貢献するためにこそ、われわれアウトソーサーの支援は必要なのだと、私は思っています。

なるほど。日本企業の人事部門にとって、給与業務のアウトソーシングがもたらすメリットは、単なるコスト削減だけではないということですね。

そのことをよく理解されている企業も、もちろん少なくはありません。アウトソーシングするのと、法律や制度が変わるたびにシステムを更新して社内で処理するのと、どちらがいいかというと、8、9割の企業はアウトソーシングのほうが効果・効率的で、将来にわたって安定した給与サービスが得られると、分かってはいるんです。まして2016年からは「マイナンバー」制度が始まりますから、その新しい番号情報に関わるオペレーションの負担増を考えれば、流れは断然アウトソーシングなんですよ。しかし日本で給与業務をアウトソーシングしている企業の割合は、全体の2割程度にすぎません。メリットがあると分かっていながら、顧客側が踏み出せないのはなぜか。ミスや情報漏れが起こったらどうしよう、柔軟性がなくなるのでは、データが手元になくて大丈夫か……そういうリスクが、メリット以上に気になるからです。マイナンバーの漏えいなんてことは、絶対にあってはいけませんからね。給与計算を「絶対に間違えません」と言い切れるベンダーは、残念ながら今の日本には、弊社も含めてありません。同業他社もけっこう増えてきましたが、業界全体としての信用度はまだまだ低い。そこがわれわれベンダー側の最大の課題でしょう。逆にいえば、課題を何とか克服して、絶対に間違わないように業務のクオリティーとセキュリティーを高めていけば、マーケットは一気に拡大すると思います。

サービスのメリットは浸透しているわけですから、その反面のリスクをケアすれば、確実に受け入れられる、と。これは、BPOビジネス全般に通じるヒントですね。では、最後に今後の抱負をお願いします。

ミスや漏えいを防ぐにしても、作業効率を上げるにしても、ベンダーが頑張るだけではダメだと私は考えています。たとえば、我々がいくら仕事の精度を高めても、お客さまからいただく情報が間違っていたら、正しい給与計算はできないわけですからね。そこで今取り組んでいるのが、従来はお客さまにとってブラックボックスだった、弊社内の処理プロセスを“見える化”するための仕組みづくりです。誰がどんな資料をいつ提出したのか、自分の情報が今どう処理されているのか、お客さまや社員の皆さんのほうからいつでも自由に閲覧して、チェックできるようにすれば、業務の精度も効率ももっと上がるだろうと、そう考えています。

生意気な言い方ですが、私は「業者」とか「外注」「代行会社」と呼ばれるのがあまり好きではありません。企業社会を支えるソフトインフラとして貢献するために、最適なソリューションを、あくまでもお客さまと対等な立場で、お客さまと協力し合いながら導き出していきたい。それが私の目指す、人事部門がもっと強くなるための「次世代アウトソーシング」の理念です。

株式会社ペイロール 湯淺哲哉さん インタビュー photo

(2014年1月30日 東京・江東区・ぺイロール本社にて)

社名株式会社ぺイロール
本社所在地東京都江東区有明3-5-7TOC
有明イーストタワー11階・12階
事業内容給与業務フルスコープ型アウトソーシング。給与・賞与計算といった基本サービスから、社員・各拠点との直接対応サービス、それを支えるSaaS型各種オプションサービス、外部機関との窓口など、幅広い給与サービスを提供。
設立1989年4月1日

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

HRソリューション業界TOPインタビュー

HRソリューション業界TOPインタビュー

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

日本を代表するHRソリューション業界の経営者に、企業理念、現在の取り組みや業界で働く後輩へのメッセージについてインタビューしました。

この記事ジャンル 給与計算

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

HRソリューション業界TOPインタビューのバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
フリーランス
業務請負
バーチャルチーム
アウトソーシング