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スーパーストリーム株式会社:2000社の人事部の課題を解決してきた経験が圧倒的な使いやすさを実現! 人事の生産性向上を支援する人事給与ソリューションとは

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 「SuperStream-NX」は、会計・人事分野をカバーする国産ERPとして広く知られています。導入企業は中堅~大手企業を中心に9000社以上。上場企業に限ると788社(2019年3月時点)で、およそ上場企業の5社に1社が利用しています。
 このたび「SuperStream-NX」の人事給与ソリューションは全面的にリニューアル。そのプロジェクトを主導したのが、スーパーストリーム株式会社 取締役 企画開発本部長の山田誠さんです。同製品が市場に投入された1998年代から、プリセールス(技術営業)として累計2000社以上の人事部の課題解決にかかわり、開発部門の責任者となった今も人事の現場の声を聞くことを何よりも大切にしているという山田さん。「人事の皆さんに恩返しができる、そんな自信作ができました」と断言する新たな「SuperStream-NX 人事給与」とはどのようなシステムなのか。リニューアルの背景や込められた思い、要注目の最新機能などについてうかがいました。

プロフィール
山田 誠さん
山田 誠さん
スーパーストリーム株式会社 取締役 企画開発本部 本部長

1975年2月、広島県生まれ。大阪国際大学卒業後、1998年にコマツソフト(現・クオリカ株式会社)に入社。エス・エス・ジェイ(現・スーパーストリーム)、海外ERPメーカーを経て、スーパーストリームに戻り、現在に至る。2015年から現職。

キャリアを通して日本企業の人事部に伴走してきてわかったこと

このたび刷新された「SuperStream-NX 人事給与」には、これまで山田さんが積み上げてこられた人事・給与システムに関するノウハウがすべて投入されているとうかがいました。まずは、これまでのご経験についてうかがえますか。

「SuperStream」は、1995年に会計ソリューションを、次いで翌年1996年には人事・給与ソリューションをリリースしています。私は1998年にSuperStreamのパートナー企業に新入社員として入社。「SuperStream」のチームに配属され、プリセールス(技術営業)として多くの企業の人事部にSuperStreamの人事給与ソリューションによる課題解決を提案しました。

入社4年目の2002年に現在のスーパーストリーム株式会社に転職しました。会社を移っても、関わったのは一貫して「SuperStream」。トータルすると20年以上、製品を通じて人事・給与ソリューションにかかわってきたことになります。

プリセールス(技術営業)ということは、当時から人事の現場の声をよくお聞きになっていたわけですね。

山田 誠さん(スーパーストリーム株式会社 取締役 企画開発本部 本部長)

どんな課題があるのかをヒアリングしながら提案し、仮に製品に機能不足があればバージョンアップで反映させる。まさに人事の現場と向き合う仕事ですね。最初の10年間でおよそ1500社の人事部を訪問しました。現在までの通算は2000社くらいでしょうか。プリセールスを通して学んだことが私のバックボーンになっているのは間違いありません。

開発チームの二人の師匠からも、多くのことを学びました。「知識は自分で盗め」という厳しい方々でしたが、人事の業務知識である月次給与、社会保険、年末調整といった業務や、アプリケーションとして人事・給与システムとはこうあるべきというノウハウの土台は、この師匠に植えつけてもらったと思います。

入社して10年目の2007年には、新たな可能性に挑戦したくて海外のERPメーカーに転職しました。尊敬できる上司、優秀な仲間と充実した環境で仕事ができたのですが、約1年半後の2008年にSuperStreamの次世代プロダクト「SuperStream-NX」が発足したため復職。海外ERPの場合は、日本拠点で全て企画・開発することは難しいですが、「SuperStream」なら自分の考えを色濃く製品に反映することができると考えたからです。復帰後は、製品企画やマーケティングも担当。2015年からは開発部門の責任者でもある取締役となりましたが、今でもお客さまの声を直接うかがって、それを製品に反映させることを意識しています。

これまでのキャリアを通して数多くの企業の人事部を見てこられたわけですが、人事の課題として何がいちばん大きいとお考えでしょうか。

企業によって千差万別なのですが、あえて言うなら「人事部門の生産性を上げたい」という声を一番耳にしました。使い勝手のよいシステムを利用することで、なお一層の効率化を図りたいと考えている人事ご担当者が多いのではないでしょうか。

もちろんこれからの時代は知的生産性の向上として、タレントマネジメント、OKR、HRテクノロジーなどを活用し、企業戦略に乗っ取った人材育成が必要です。しかし、その前にまずは人事担当者自身の労働生産性を上げなければなりません。どの人事部もマンパワーが潤沢にあるわけではないので、ITを活用して少ない人数でいかに効率よくやっていくかが重要です。

企業規模とは関係なく、共通の課題ということでしょうか。

人事が「人材開発」と「人事労務」にはっきりわかれているような大企業の場合、人材開発では海外ERPの人事モジュールを使ってキャリアプランをしっかりと管理していくスタイルがしっくりくるケースもあるでしょう。ただ、それを徹底してやれる企業は、ほんの一握りではないでしょうか。日本企業の多くには、今でも職場のみんなで助けあっていこうとする企業文化があります。そこが日本企業の強みであり、欧米型にはない良さでもある。特に中堅以下の企業では、その傾向が強いように思います。国産ERPには、そういった企業文化に対応していく役割もあると考えています。

人事部の生産性向上を実現する直観的な操作性と圧倒的な使いやすさ

今回の「SuperStream-NX人事給与」のリニューアルは、どんなコンセプトで行われたのでしょうか。

もっとも意識したのは「人事の労働生産性を上げる使い勝手のよさ」です。以前と比べて人事の仕事自体はますます高度化、複雑化しています。定例業務の年間給与業務や勤怠・労務管理に加えて、三六協定、改正労働基準法などコンプライアンスの重要性も増していますし、マイナンバー管理や働き方改革の取り組みもある。人手をかければできないことはありませんが、人材不足で人を増やすことは難しい。

そこで、システムには定型業務を少ない人数、少ない工数で正確に処理する機能がもっと必要だと考えたのです。操作画面のデザインから全面的に見直し、データを出力するレポート機能を充実させて誰でも直観的に使える製品へと進化させました。今回のリニューアルのコンセプトは、直感的な操作性と圧倒的な使いやすさにこだわった画面デザインだと言えます。

高機能かつ使いやすいというのは簡単ですが、実現するまでにはご苦労も多かったのではないですか。

「SuperStream」の人事給与ソリューションの基本的な設計思想は、1996年の人事給与の最初のリリースからずっと変えていません。当時の優れた設計思想は製品のDNAとして残っています。今回のリニューアルでは時代とともに進化するITテクノロジーに合わせるために、会計ソリューションで採用して非常に好評だったV2のアーキテクチャを全面的に取り入れました。これによって、圧倒的に使いやすさやユーザビリティが向上しました。

もちろん、新しいアイデアもたくさん取り入れています。今回のプロジェクトでは最初アジャイル開発をフル活用しました。設計書をにらんでいるだけではなかなか新しい発想は生まれませんが、今回はとにかく機能ごと、画面ごとに都度サンプルを作り、その画面を開発メンバーみんなで見ながら、ああでもないこうでもないと意見を出し合って、新たな挑戦を重ねていきました。もちろん、これまでに意見を寄せていただいた企業の人事部の皆さんの声も大きな力になっています。これまでの設計思想のよいところは残しつつ、より現代的にブラッシュアップしたのが今回全面刷新した「SuperStream-NX 人事給与」だと自負しています。

「SuperStream-NX 人事給与」の最新機能についてお聞かせください。

最新の「SuperStream-NX 人事給与」は、労働生産性と知的生産性を両立させる四つの特長を備えています。第一の特長は「日本版タレントマネジメント」です。人事戦略に沿った人材を育成する仕組みを提供し、人材の適材適所をわかりやすく可視化します。よく言われる「ToBe(社員のあるべき姿)」と「AsIs(現在の状況)」を比較して差があれば、それを埋めていくように採用、異動、研修などを戦略的に行えるようにし、パフォーマンスを最大化します。日本企業、特に中堅や中小企業ではまだできていないことだと思いますが、本製品のタレントマネジメントを使えば、しっかりと管理することができます。

画面は、従業員一人ひとりの「今求められていること」と「現在の実力」を一目で把握することができるわかりやすいデザインです。スキル管理に加えて、企業ビジョンやOKRなどに対して中長期スパンで個人が今どういう状態にあるのかを閲覧することができます。特に注目していただきたいのは「タイムライン」という機能です。入社以降の配属、異動、昇格、休職・復職から退職、その間の業務経験や能力、スキルなどがチャート化され、キャリアを時系列で視覚的に把握できます。デモをご覧になった方は、とても興味を持ってくださいますね。戦略人事に取り組む際には、複数の従業員の比較をする機会が増えると思いますが、きわめて簡単にできる仕組みも備えました。「日本版タレントマネジメント」とある通り、日本企業が本当に必要とする機能を突き詰めたつもりです。

SuperStream-NXデモ画面画像:「個人情報登録」

▲「個人情報登録」機能 デモ画面

第二の特長は「グループ人事」です。事業戦略に沿ってグループ全体の従業員をマネジメントし、親会社・子会社の枠を超えた人事異動や教育などを行うことで、パフォーマンスの最大化・最適化を可能にします。いわばグループ全体の連結人事基盤となる機能です。グループ会社ごとに画面の切り替え、配色の変更ができ、複数のグループ会社を管理する際に混乱を防ぐことができます。細かいことですが、ちょっとした工夫が人事の現場では非常に喜ばれます。これも労働生産性を上げるためのノウハウのひとつです。

SuperStream-NXデモ画面画像:「タレントボックス」

▲「タレントボックス」機能 デモ画面

第三の特長は「セルフサービス」。近年HRテクノロジーに分類されることも多いのですが、社員情報をライン長などがセキュリティーの範囲内で簡単に照会できるようにする機能です。すべてWEBブラウザから管理でき、一緒に飲みに行かなければわからないような情報までデータ化して格納することも可能です。また、従業員も自身のキャリアを把握し、管理することができます。諸届や給与明細、ワークフローなどにも対応しているので、人事部の労働生産性向上にも大きな効果が見込めるはずです。

人とAI、ロボットが一緒に働く時代がもう見えはじめている

第四の特長は「統計業務の効率化」です。人事を経験された方なら体感されていると思いますが、統計や資料をつくる機会は非常に多い。かなりの時間や手間をとられている方も多いでしょう。そこで、レポート作成などの作表業務を劇的に簡易化しました。データの加工、集計、レイアウト変更などが自在に、また手軽に行えます。一度やった手順を記憶し、次からは自動化することも簡単です。

また、その延長線上といえるかもしれませんが、SuperStream-NX専用のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)である「オフィスロボット」を提供しています。RPAを使ってみたいけれど、スクリプトを組むのは難しいという理由で導入を見送っていた人事の皆さんも、手軽にお使いになれるはずです。具体的には従業員情報のエントリー、給与計算、雇用契約書の作成など、一般的な企業ならどこでも必要と思われる定型業務を自動化しています。現在、会計・人事あわせて18業務をロボット化しており、今後もどんどん拡張していきます。本年度中にあと10業務以上は増える予定です。

SuperStream-NXデモ画面画像:「オフィスロボット」

▲「オフィスロボット」機能 デモ画面

「オフィスロボット」の活用は究極の労働生産性向上といえそうですね。

SuperStreamユーザーの数社にご協力いただいて、経理・人事部門のルーチン業務の定量分析を行ったところ、ロボットで代行できる可能性のあるルーチン業務が4割に上ったとのことでした。ロボットは疲れないから24時間365日働かせることもできるし、何よりミスをしません。必ずしも人間が行う必要がないような単純な業務は、ロボットに任せた方が圧倒的に効率がいいのです。ロボットの活用はこれからの労働力不足を解決するための重要なカギになるでしょう。

今後はどんな方向性で製品を発展させていこうとお考えですか。

これまでの20年間は「人が使う」という前提でアプリケーション開発を行ってきましたが、「SuperStream-NX V2」で成果をあげたこともあり、次の20年は少し違う方向に発展していくと予想しています。一言でいえば「AI、ロボットが中心になっていく時代」。今は人がシステムを操作していますが、やがてオフィスロボットに口頭で指示を出すだけでどんどん仕事をしてくれるようになるでしょう。データ登録や定例レポート出力などもロボットがやってくれますし、年末調整の際の従業員からの問い合わせに対応するのは、おそらくAIチャットボットが回答するでしょう。

人事部も「人とAI」「人とロボット」が共存する組織になっていくと思います。人を採用することは今後も難しいでしょうが、ロボットは予算次第でいくらでも増やせます。それは決して遠い未来ではなく、2025年くらいには新しい形が見えてくるのではないでしょうか。私たちもそれを実現する方向で開発を進めていきます。「日本の会計・人事をもっと優しく、もっと便利に」というスーパーストリームのミッションの究極は、それを実現することだと考えています。

山田 誠さん(スーパーストリーム株式会社 取締役 企画開発本部 本部長)

▲イメージキャラクター「オフィスロボット」と

企業概要

スーパーストリーム株式会社は会計・人事給与パッケージ「SuperStream」を企画・開発するソフトウェアメーカーです。1995年のリリース以来、20年以上培った専門業務知識やノウハウを製品に投入し、中堅・大手を中心とした9000社を超える企業にご提供しています。

企業概要

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