タイアップ企画:マイナビ「ムビケーション」取材記事 新感覚シミュレーション型研修が人材教育の常識を変える!?リアルなストーリーと映像で魅せる「ムビケーション」とは何か?

マイナビでは、「MOVIE(映像)」と「EDUCATION(教育)」「SIMULATION(シミュレーション)」をミックスさせた「ムビケーション(MOVICATION)」という新たなビジネスシミュレーション研修を完成させました。「ムビケーション」は映像とリアル(実作業)を交互に繰り返す、これまでにない研修方法。主人公の一人称視点の下、ストーリー性のあるリアルなドラマが展開されます。HR関連で功績があった方々や優秀なサービスを表彰する「HRアワード」にも、ノミネートされました。果たして、「ムビケーション」はこれまでの研修とどのような違いがあり、どんな成果や効果を得られるのでしょうか?『日本の人事部』編集部が「ムビケーション」を疑似体験し、開発者である山田功生さんに詳しいお話を伺いました。
【取材者】
山田功生さん photo
株式会社マイナビ 研修企画統括部 運営・開発部 部長 内定者教材UPComer Kit編集長
山田 功生氏(やまだ・いさお)
プロフィール●研修商材の開発責任者として、年間約2,000名が受講する採用担当者向け「採用力強化シリーズ公開研修」や年間約1,500名が受講する「マイナビ新入社員公開研修」などを企画運営している。また、採用と若手育成に関する分野にて全国で講演活動を行っている。

「ムビケーション」とは何か?

―― そもそも「ムビケーション」とは何ですか。

「ムビケーション(MOVICATION)」とは、「MOVIE(映像)」と「EDUCATION(教育)」「SIMULATION(シミュレーション)」をリンクさせたもので、私たちの造語です。シミュレーション型の研修で、架空の設定の中で「疑似体験」を通して学習するというものです。今まであったシミュレーション型の研修と大きく違うのは、リアル感を伴った「映像」を加えた点です。

以前から私は、シミュレーション型の研修に対して大きな疑問を感じていました。疑似体験を謳い、リアルを追求していると言っていても、実際の研修では講師が一人で二役も三役も演じていたりする。「メールが来ました」という状況を表すのに紙を配ったり、状況設定を受講者に冊子を読ませるだけで済ませていたりすることもあります。私はこのような事例に違和感を持つとともに、改善の余地は多いと感じていました。

リアルをどうやって再現するかを考えていた時に思いついたのが、「映像」の活用です。しかも、スト―リ―性があって、主観的な映像にすることでした。ここが、大きなポイントです。そうでなければ、リアルを再現できませんから。また、「教育」という点で言えば、映像とワークが交互に繰り返され、一連のストーリーの流れの中で研修が続いていくことが重要だと考えました。

―― 従来の研修方法とはかなり異なりますね。

「ムビケーション」は、新たな学習スタイル(学び方)なんです。この「ムビケーション」を、シリーズで作っていこうと考えています。具体的には、「新入社員向け」「若手社員向け」「管理職向け」の三つのプログラムを作ろうとしています。現在完成しているのは「新入社員向け」「若手社員向け」であり、2015年春には「管理職向け」も完成します。

山田功生さん photo

今回紹介する「新入社員向け」のプログラムは、三日間かけてじっくりと実施します。学習する項目は、経済産業省が提唱している「社会人基礎力」に合わせています。プログラムを作成する際には経済産業省に話をうかがい、アドバイスしていただきました。また、世界有数のコンサルティング会社である、ヘイ コンサルティング グループの協力の下、プログラムを共同開発しました。

ヘイ コンサルティングに協力を仰いだのは、研修などに関する学術的な理論や見識が豊富にあるからです。同社のコンサルタントの方がいろいろと調べてくださり、「このスタイルの研修は世界でも例がない」と評価していただきました。私も確信を得て、その後は「ムビケーション」のプログラム開発を一気に進めていきました。

プログラムを作成する際にまず考えたのは、ストーリーをどう設定するかということです。いろいろ考えましたが、「受講者が架空の研修サービス会社である株式会社マイエデュケーションの社員として、先輩社員や取引先のアオイ商事からの依頼を実践的な体験を通して学んでいく」というストーリーを設定しました。

「ムビケーション」を疑似体験!

―― では、ここからは『日本の人事部』編集部が「ムビケーション」を疑似体験しながら、お話をうかがっていきたいと思いまます。

ムビケーション イメージ
この研修は従来の研修とは違う「ムビケーションスタイル」という研修方式で進めていきます。「ムビケーションスタイル」とは、映像と講義をミックスしながら進める研修方式。それぞれの映像はストーリーになっており、ストーリーの最大の特徴・メリットは、実際の仕事場面を仮想体験することです。講師はあくまでストーリー上の人物として登場します。講師は実際にいるけれど、映像上にも存在する。つまり、映像と現実がリンクしているということになります。受講者は、マイエデュケーションの出向社員となります。研修中は、マイエデュケーションの社員として振る舞うことになります。

正直、このナレーションだけでもかなり力を入れました。とにかく、「ムビケーション」という今までにない趣向の研修が始まるという雰囲気を受講生に感じてもらいたかったからです。

ムビケーション イメージ
はじめまして。マイエデュケーション営業課の小野です。よろしくお願いします。これから、田中社長と宮部部長の挨拶があります。悪いけれど、少し待っていてくれないかな。待っている間に、うちの会社概要について目を通しておいてほしい。その手元にある資料だね。

机の上に、マイエデュケーションという会社の入社案内を最初に置いておきます。映像から「目を通しておいてほしい」と言われて、受講者が実際に目の前の会社案内を読む、という流れです。

ムビケーション イメージ
では早速、配属を説明します。あなたは吉田課長の課に配属されることになります。吉田課長は少し厳しい上司かもしれませんが、仕事の基本を学ぶとい点では適任と言えます。頑張ってください。OJTトレーナーは、山本さんです。

ムビケーション イメージ
はじめまして。OJTトレーナーを担当する営業課の山本です。それでは、オフィスに案内します。ここが我々、営業課のデスクです。こちらが吉田課長の席。ここが私の席。そして、あなたの席はここです。
わが社では、タブレット端末が支給されることになっています。詳しいことは、吉田課長に聞いてください。それでは上司の吉田課長を呼んでくるから、座って待っててね。頑張ろうね。

これがオープニングの映像です。今、「わが社ではタブレット端末が与えられている」というセリフがありましたが、本番の研修でもグループに1台、タブレット端末が置かれています。映像の中から「メールを送っておいたから」と言われると、目の前にあるタブレット端末に本当に送られてきくるという仕組みです。

ムビケーション イメージ
登場人物ですが、新入社員である主人公が所属するマイエデュケーションには、上司である課長のほか、社長、部長、OJTトレーナー、先輩社員、同僚や社外メンターなどがいます。取引先のアオイ商事には担当者と役員がいる、という設定となっています。主人公と上司である課長は受講者と講師が担当し、それ以外の人物は映像の中で役者が演じることになります。

最初のミッションは「研修アンケートの『研修内容についての評価』と『講師評価』を集計して、報告する」というものです。実際に60枚ほどのアンケート用紙が配られ、4~6人のグループで作業を行います。研修サービス会社であるマイエデュケーションは、取引先のアオイ商事でOJTトレーナー研修を行っていますが、「受講者から回収したアンケートを集計するように」という指示が与えられるんです。皆で集計作業を行っていると、急に電話が鳴り出します。

ムビケーション イメージ
お待たせしました、マイエデュケーションでございます。アオイ商事の安田様ですね。いつもお世話になっております。営業課の山本です。
安田様、大変申し訳ありませんが、少々お待ちいただけますでしょうか。

今、アオイ商事の安田様というお客様からのお電話がかかってきています。学習のちょうど良い機会だから、電話をスピーカにして、私がどんな風に話をしているか、聞こえるようにしますから、メモを取ってください。

ここで、集計作業とは別に、急に「メモ取り」という作業が入ってくることになります。実社会ではよくあることですね。

ムビケーション イメージ
「営業課の小野さんはいらっしゃいますか」
小野でございますか。小野はただいま、外出中でございます。代わりにご用件を伺います。
「そうですか。実は小野さんに先週からお願いしていることがありまして、御社に実施していただいた新入社員の指導者向け研修、OJTトレーナー研修に関することです」
私が代わりに対応しますので、ご用件をおっしゃってください。私でできることであれば、対応いたします。
「そうですか。助かります。実は、……」

実は今、集計しようとしているアンケートに関連する問合せとなっています。

上司からはアンケートの(1)~(3)のうち、(1)と(2)のみ集計し、(3)は集計しなくて構わないということだったのに、アオイ商事からの電話で、「(3)について報告してもらうはずだった」と言われます。そして、小野さんにお願いしていたのにまだ報告がない、至急対応してほしいというクレームだったわけです。

ムビケーション イメージ
メモは取れた? では、申し訳ないけれど、私はこれから会議があります。今、アオイ商事の安田さんがおっしゃっていた内容を分かりやすいようにまとめて、吉田課長に報告してください。よろしくね。

もうひとつ映像が流れます。

ムビケーション イメージ
吉田さん、いますか?(吉田課長を探している。そして、画面に向かって) 今は、大丈夫ですか? 急ぎでお願いがあります。今日のアオイ商事の案件に関する会議の件ですが、先方の役員から直々に依頼があり、議題を変更することになりました。この後、先方の役員さんからのメールを転送しますので、見ておいてください。吉田さんにもメールしておきます。よろしくお願いします。

ここで映像が終わり、その間、講師が会場の外にいます。この研修での「学び」は、いったいどんな構造になっていると思いますか。最初に課長からの指示で、アンケートを集計するという作業が与えられました。その作業中にお客様からのクレームが来て、さらには部長から急な依頼もある。結局、この三つの指示・依頼に対応しなくてはならない状況に置かれることになります。ちなみに、部長からのメールは机上にあるタブレット端末宛に届くので、とてもリアルです。

限られた時間の中でさまざまな用件が下りてくるわけですが、それらをいかに処理していくのか。優先順位をどのように付けるのか、時間配分はどうするのか、「報連相」はどうすればいいのか……そういったことを自分なりに考え、学んでいきます。

最初の「データを集計せよ」から「面談内容を報告せよ」「難題をクリアせよ!」「考え方の違いを知る」「新たな依頼を受けろ」「追加以来に対応せよ」「プレゼンレベルを上げろ」「プレゼンを成功させろ」まで、八つのミッションが一連のストーリーとなって展開していきます。

―― なぜ、「ムビケーション」で新人向けの研修をやろうとしたのですか。

一つ目は、成長のための基礎の徹底です。新入社員の成長には、基礎の徹底が欠かせません。だからこそ「報連相」とか「自分で考える」「周りを巻き込む」といった社会人基礎力の徹底が必要であり、その点からこのプログラムを作成しました。

二つ目は「協働のためのお互いの理解」です。この重要性については、経済産業省の方に教えていただきました。今の若者のレベルは、以前よりも上がっている。しかし、外部との接触に関しては弱いという分析だったそうです。パソコンなど仕事環境が整備され、人に話を聞いたり、人と接触したりする機会が極端に減っていることが一つの要因です。一方で先輩社員は「今どきの若者は」などと言い、壁を作るので、相互にギャップが生まれています。社会人基礎力を用意したのは、それを背景に双方がディスカッションしてほしいからということでした。

「ムビケーション」開発の経緯と今後の展開

―― 改めて、「ムビケーション」を開発した経緯をお聞かせください。

仕事柄、いろいろな研修ベンダーの方に会う機会があります。その際に彼らがよく言うのは、これはNASAで使われているとか、アメリカ発祥だとかいう話ばかり。日本発というケースが本当に少なくて、だんだん寂しくなってきました。そこで私は、日本人による手で、今までにないものを作ろうと思ったわけです。ただ、突拍子のないものはなかなか世の中には受け入れられません。ありそうでなかった研修を作りたいと考えて続けていたら、「ムビケーション」というアイデアに行き着いたんです。

―― 何か「きっかけ」となったものはあったのですか。

山田功生さん photo

マイナビの新卒採用のホームページに上がっていた映像です。ここではまさに主観カメラによる視点で、マイナビに入社した後、リアルに働く若い人たちのさまざまな姿が描かれています。半年から1年、今までにない研修を作ろうと考え続けていた時に、たまたまこの映像を目にして、「これだ!」と思いました。それが去年の11月のこと。そこから、一気に「ムビケーション」制作に向けてのドライブがかかりました。

―― 開発する上で重視したことは何ですか。

「プロ仕様」であることです。役者はオーディションによって、40人もの応募者の中から選びました。プロの監督が演出し、細かな芝居にも気を配りました。キャラクターの設定には、私からもいろいろと注文をつけましたが、いま改めて見ても、ストーリー展開や演技・演出にリアルな感じが出ていると思います。

また、「ムビケーション」の進め方について説明するのは、講師ではなくて「アニメーション」のほうが説得力があると思い、別途作成して冒頭に持ってくることにしました。とにかく、今までにないものを作りたい、だからこそ妥協はしたくない、と思ったんです。一方で、講師に依存しない作りにもなっていますから、拡販ができます。これが強みだと思います。

―― 企業からの問い合わせの状況はいかがですか。

大手企業からの問い合わせが増えています。その他では、いくつか外資系企業での導入が決まっています。研修のスタイルや具体的な内容をお話しすると、皆さん、大変興味・関心をもってお聞きになります。特に、基本をじっくりとやるという考え方に賛同していただいています。最後に先輩社員を巻き込んでいく場面には、人事の方たちも大いに共感されるようです。

―― 今後の展開はどうお考えですか。

来春、管理職向けの研修を販売する予定ですが、とても良いものになると思います。というのも今回、新入社員を対象にして行い、失敗しておくことの重要性を確認できたからです。配属前に「ムビケーション」で失敗を体験していると、その場で講師からフィードバックがもらえ、気づきや成長が得られます。その上で配属されるわけですから、成長のスピードが違ってきます。

管理職の場合、管理職になった後で部下との関係が築けずに信頼を失うと、なかなか取り返しがつきません。そこで、管理職になったことのない人が事前に「ムビケーション」というリアルな場で管理職を体験し、難易度の高いミッションをこなせば、現場に戻った後も、何かあった時に失敗する確率が減ります。

一般的な「新任管理職研修」では、学問に関する割合が多いのですが、学問とリアルな現実とでは、学び方が違います。そういったアプローチでは、なかなかリアルに行き着きません。それに対して「ムビケーション」では、リアルなストーリーを設定し、そこにミッションを載せていく。そして振り返りの際に、学問を学ぶという流れです。そもそものスタートラインが違います。

「ムビケーション」はマイナビとしても力を入れている商品なので、来春の新入社員研修の後、東京・名古屋・大阪・九州の各地で「公開研修」を実施していく予定です。関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加ください。

―― これから「ムビケーション」がどう展開していくのか、とても楽しみですね。本日はお忙しい中、ありがとうございました。

山田功生さん photo
(2014年11月 東京都千代田区 マイナビ本社にて)
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株式会社マイナビは、人材や出版、情報ポータルを運営する総合情報サービス企業です。情報や出会いを通じて、一人ひとりの可能性を高める支援を行い、今までにない価値、豊かな文化を創造することで、真の総合サービス企業への発展を目指しています。2008年から人材育成事業のサービスを開始しており、新卒採用業務に特化した「採用力強化シリーズ」と若手育成に特化した「育成力強化シリーズ」を中心に年間1500社以上の導入実績があります。

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