人材採用・育成、組織開発のナレッジコミュニティ

無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

人事マネジメント「解体新書」

「健康経営」の時代
~「コスト」から「投資」へ、健康増進への取り組みを位置付ける(前編)

「健康経営」に取り組む際のポイントとは
◆経営者からのメッセージが不可欠

このように見てくると、「健康経営」を推し進めていくには、「経営者」からのメッセージが不可欠であることが分かる。人事が行うべきなのは、将来への影響を“見える化”し、経営者自らが「健康経営」に関心を持つよう促すこと。そして、関係部署に対して従業員の健康状況について詳しい調査を依頼し、現状を明らかにすることである。その結果を基に「健康経営」に関する検討会などを立ち上げ、多くの人たちから意見を聴取。集約された意見を参考に現場を確認し、対策のラインアップを講じる。まずは、このように組織として健康を“俯瞰”できる体制を整えることである。

その際に重要なのは、経営者のメッセージを受けた形で、「健康経営」に対する組織内の「コンセンサス」を形成すること。例えば、人事部内に「健康経営」の担当者を配置し(あるいは、健康管理担当執行役員を設置、健康管理推進部を設置するのもいいだろう)、「健康経営」推進の組織体制を整えることは、経営者からの明確な意思表示となる。このような体制が構築されれば、次の方策として生活習慣病対策、メンタルヘルス対策、高齢者の体力向上など、具体的な対策が立てやすくなる。明確な基本方針や戦略に基づく施策であれば、組織の協力を受けやすく、効果も得られやすくなるだろう。

「健康経営」に限らず、経営戦略がなければ個別の戦術・施策は徒労に終わりかねない。人事には経営者からのメッセージを引き出すための体制作りを十分に心がけ、「健康経営」の実践に当たることが求められる。

*               *

以上、「前編」は「健康経営」が求められる背景と、取り組みを進めていくための考え方や課題への対応などについて整理を行った。「後編」は、効果を上げている具体的な企業例を紹介していく予定である。

解説:福田敦之(HRMプランナー/株式会社アール・ティー・エフ代表取締役)

 


人事マネジメント解体新書のバックナンバー

人事マネジメント「解体新書」第118回
「法改正」が進む中で人事部に必要な「法対応」スキルとは(後編)
「公的資料」を使って「働き方改革関連法」を徹底理解する
近年、労働に関する「法改正」が進展する中、人事担当者の「法律」(労働関連法令)への正しい理解と適切な対応は、需要なスキルとなっている。「後編」では「働き方改革関...
2019/11/21掲載
人事マネジメント「解体新書」第117回
「法改正」が進む中で人事部に必要な「法対応」スキルとは(前編)
厚生労働省などの「公的資料」をいかに読み抜くか
近年、「働き方改革関連法」の施行や「パワハラ防止法」の成立に代表されるように、人事部の業務に関連する「法改正」の動きが一段と活発化している。そのため、人事の仕事...
2019/11/13掲載
人事マネジメント「解体新書」第115回
「パワー・ハラスメント防止」を義務付ける関連法が成立、
職場における「パワー・ハラスメント」の現状とは(前編)
近年、「パワー・ハラスメント(パワハラ)」がもたらすさまざまな弊害が関心を集めている。2019年5月には、パワー・ハラスメント防止を義務付ける関連法(パワハラ防...
2019/10/17掲載

関連する記事

「科学的人事研究会」レポート
健康経営の新展開 ウェルビーイング経営の実践
タレントマネジメントシステム「タレントパレット」を提供する、株式会社プラスアルファ・コンサルティングは、これからの「働く」未来を良くすることを目指し、人材データ...
2022/11/16掲載注目の記事
山田 洋太さん(株式会社iCARE 代表取締役 CEO):
産業医などの幅広い経験と強い課題意識を基に生み出した革新的サービス
2016年のリリース以来、産業医や産業保健師といったカンパニーケア(働くひとの健康づくりに対する企業の取り組み)の専門家から高い評価を受けている企業向けクラウド...
2022/10/25掲載HRソリューション業界TOPインタビュー
ワーク・エンゲイジメントと生産性のパネル分析~ワーク・エンゲイジメントと生産性(ニッセイ基礎研究所)
経済産業省では、健康経営度調査で、これまで収集していなかったワーク・エンゲイジメント等従業員の業務パフォーマンスについても現状の把握と向上に向けた取り組みの推進...
2022/10/13掲載HR調査・研究 厳選記事
ワーク・エンゲイジメントと生産性の単年分析~ワーク・エンゲイジメントと生産性(ニッセイ基礎研究所)
経済産業省では、健康経営度調査で、これまで収集していなかったワーク・エンゲイジメント等従業員の業務パフォーマンスについても現状の把握と向上に向けた取り組みの推進...
2022/09/07掲載HR調査・研究 厳選記事
健康経営に関する取り組み効果の可視化に向けた動向~ワーク・エンゲイジメントと生産性(ニッセイ基礎研究所)
健康経営が注目されるようになり、2021年度の健康経営度調査への回答法人数は過去最多となった。経済産業省では、健康経営度調査で、これまで収集していなかったワーク...
2022/08/17掲載HR調査・研究 厳選記事

メールマガジン会員登録(無料)

新着記事をお知らせします!

※メールアドレスだけで登録完了

『日本の人事部』メールマガジンとは?

各SNSでも会員登録可能

データ分析タレマネ「JOB Scope」
注目コンテンツ

【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


イノベーションの創出が急務となる日本企業。人事が認識すべき「研究人材」の可能性とは~取り巻く環境の変化と最新の就職動向を探る~

イノベーションの創出が急務となる日本企業。人事が認識すべき「研究人材」の可能性とは~取り巻く環境の変化と最新の就職動向を探る~

日本の産業界では人材不足が課題となっていますが、解決策の一つとして、博士などの「研究人材」の活...


テクノロジーの進化で人事はどう変わるのか 企業変革の鍵をにぎる専門人材の育成・活用とは

テクノロジーの進化で人事はどう変わるのか 企業変革の鍵をにぎる専門人材の育成・活用とは

DX人材やAI人材といった専門人材の育成を目指す企業が増えていますが、自社の事業を理解した上で...


経営課題に向き合い一皮むける体験<br />
人的資本経営×地域の人事部で始める能力開発とは

経営課題に向き合い一皮むける体験
人的資本経営×地域の人事部で始める能力開発とは

経済産業省 関東経済産業局では、地元の中小企業や商工会、金融機関、教育機関などが連携し、地域...