無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

社員の才能と情熱を解き放つ、
ヤフー「人材育成関連の施策」の
プロデューサー(後編)
改革を進めるには、人事のトップが「覚悟」を持って責務を果たすこと[前編を読む]

ヤフー株式会社 執行役員 ピープル・デベロップメント統括本部長

本間浩輔さん

人事トップに求められる要件

 人事のトップに求められる要件は何でしょうか。

人事のトップに社長の視点が必要だと思います。その意味で、人事のトップは小さい会社でもいいので、社長ができる人がいいと思います。異なる業態、業種であってもよいので、会社経営をしたことをあるとか、会社経営はこういうものだという実感がある。そうでなければ、「社長が言ったからしなくてはならない」という仕事の仕方になり、御用聞きになりがちです。

人事のトップは、場合によって社長よりも長期的な視点で判断するスキルが必要があります。「これから数年後、会社を取り巻く環境はどのように変化するのか」「現在の経営戦略に基づいた人事制度はどうあるべきなのか」といったことを提言できること。また、社長の発言の真意を理解し、その内容を現場が理解・実践できるように組織をリードする能力が必要です。

 会社経営について、特に人と組織の面で、人事の責任者は社長と目線を合わせながら、対等に議論できなければならないということですか。

LIXILグループの人事トップの八木洋介さんがそういう存在だと思います。八木さんの話を聞いていて、社長とベースの部分でつながっているかどうか、特に人と組織に対する考え方を共有していないと、会社が機能しないことを強く感じました。外部から優秀な人事部長をスカウトしても、これができていなければ、人と組織は回りません。この点で社長と人事トップが“ワンセット”であることが、会社経営においてはとても重要だと思います。

 いまのような時代にあって、どのような人事が求められるのでしょうか。

極端な例えかもしれませんが、人事トップ自身が「いつ辞めてもいい」と、思えるかどうかだと思います。なぜなら問題の根本にあるのは、人事のトップがサラリーマン化していて、人事のトップとしての「覚悟」が欠如してしまっているように思うからです。サラリーマン的に経営層が指示する施策を実行するのではなく、人事のトップとして環境を見据え、ポリシーを実践し、「覚悟」を持って施策をうっていくことが必要になるように思います。

いま改めて、人事という仕事、特に人が人を評価するということの難しさを感じています。私自身、何がよい評価なのか、未だに悩んでいます。企業はそういう矛盾を抱えながら、前に進んでいくわけです。そうした中で、人事のトップは大きな権限を持つ存在。だからこそ、覚悟を持ってその責務を果たすことが重要だと思います。

 今後の本間さんご自身の目標や計画について、お聞かせください。

こうなっていたいというビジョンはありますし、そのためにはいろいろな経験を積み重ねなくてはならないと思いますが、基本的に私のキャリアに対する考え方は「プランドハプンスタンス理論」です。ですからいつ、どのようなことがあっても、それを受け入れる覚悟があります。だからこそ、今日「ヤフーで働いていて本当に良かった」と心底から言ってくれるような会社にする、それをまず第一に考えています。

 最後に、企業で人事に携わる方たちに向けてメッセージをお願いします。

人事を担当するようになって、人事は人事部が行うものではないことを痛感しています。社員の「現場の人事力」があってこそ、社員は生き生きと働き、組織は強くなり、企業は厳しい競争を勝ち抜くことができます。だからこそ、人事の仕組みを作っていくのは、人事部ではなく「職場」であり、その主役は「社員」であるべきです。人事の仕事に就かれている方は、このことを決して忘れてほしくないと思います。

本間浩輔さん Photo

(2014年12月19日、東京・港区のヤフー本社にて)

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

本間浩輔さん: 社員の才能と情熱を解き放つ、 ヤフー「人材育成関連の施策」のプロデューサー(前編)
キーパーソンが語る“人と組織”

キーパーソンが語る“人と組織”

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

さまざまなジャンルのオピニオンリーダーが続々登場。それぞれの観点から、人事・人材開発に関する最新の知見をお話しいただきます。

この記事ジャンル 能力開発関連制度

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

キーパーソンが語る“人と組織”のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
エビングハウスの忘却曲線
ヒューリスティック
社会的証明の原理
マクロマネジメント、マイクロマネジメント
プライミング効果
アーリーアダプター
カッツ理論
ソーシャル・ノーム
LMX理論
社会的交換理論